出版、過去最大4・5%減 14年の書籍、雑誌販売額2014年の書籍と雑誌を合わせた紙の出版物の推定販売金額が前年比4・5%減の1兆6065億円と、過去最大の落ち込みだったことが26日、出版科学研究所(東京)の調査で分かった。10年連続の前年割れ。同研究所は、昨年4月の消費税増税によって読者の購読意欲が冷え込み、売り上げが鈍化したことが最大の要因だとしている。 出版物の販売金額のピークは1996年の2兆6564億円。18年で市場規模の5分の2、約1兆円が消えた計算だ。スマートフォンなどを通じて無料で手軽に最新情報を手に入れられるようになり、出版業界を支えてきた雑誌の売り上げが落ち込み続けている。 【共同通信】
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