【ソウル聯合ニュース】韓国の青瓦台(大統領府)を爆破すると脅迫する電話をかけた容疑者は鄭義和(チョン・ウィファ)国会議長の前補佐官の息子であることが26日、分かった。国会の崔炯斗(チェ・ヒョンドゥ)報道官が聯合ニュースの取材に対し、明らかにした。
警察当局によると、青瓦台に25日未明から5回にわたり、国際電話と推定される番号から「きょう正午までに意志を示さなければ青瓦台を爆破する」などとする電話があった。軍と警察当局が出動して捜索したが、異常は見つからなかった。
崔氏によると、前補佐官は警察の連絡を受け、辞表を提出。息子が滞在しているフランスに向け出国した。
前補佐官は鄭議長の就任直後の昨年6月から日程調整などの業務を担当していた。鄭氏が副議長だった際も仕えたことがある。
前補佐官の息子は精神科で受診したことがあるという。