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» 2014年12月22日 19時00分 UPDATE

Tech TIPS:スパム対策のために、Twitterのアプリ連携を確認・解除する

いまTwitterでは、アプリ連携機能を悪用したスパムツイートの被害が頻繁に報告されている。不審なアプリとの連携は解除しよう。スマートフォンやタブレットでの操作手順を中心に解説。

[島田広道,デジタルアドバンテージ]
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連載目次

対象サービスとハードウェア:Twitter、Androidスマートフォン/タブレット、iPhone/iPad/iPod touch、Windows/Mac OS X/Linux搭載PCなど



解説

 Twitterのフォロワーから、「スパムがリツイートされているので、アプリ連携を解除してほしい」といったメッセージを受け取ったことはないだろうか? いまTwitterでは、自分の知らないうちに知人へスパムが送信されていた、といったスパム行為の被害が頻繁に報告されている。

 なぜ、こうしたトラブルが頻発しているのだろうか?

●「アプリ連携」とは?

 上記の記事の場合、スパム送信者(スパマー)はTwitterの持つ「アプリ連携」という機能を悪用してスパム行為を実行していた。アプリ連携とは、外部アプリからTwitterアカウントの情報を参照して、タイムラインを参照したりツイートしたりできるようにするための機能だ。

 これ自体は、多機能なTwitterクライアントなどを実現するために用意された、ごく真っ当な機能である。

●アプリ連携を悪用するスパマーの手口

 スパマーは、耳目を集める情報をツイートして、集めたユーザーに対してスパム送信プログラムを仕込んだスパムアプリと連携するように誘導する。いったんユーザーがそのアプリ連携を承認すると、以後、スパムアプリはユーザーのアカウントから勝手にスパムをツイートする。ツイートを読んだ人から見ると、そのユーザー自身が意図してスパムを送信しているかのように見えるため、非常に迷惑な行為である。

 しかも最近のスパムアプリは勝手なツイートの発覚を遅らせるために、連携後しばらく時間をおいてからツイートしたり、発信したスパムツイートを後で削除したりするようだ。そのため、スパムツイートをさせられている本人はその事実になかなか気付かない、という話も聞く。

●誰がアプリ連携を許可したのか?

 アプリ連携時には、以下のような認証が必ず求められる。ここでユーザーが承認(許可)しなければ上記のような事態は避けられる。だが、指示されるままにボタンを押していって、うっかり承認してしまう危険性は残る。

スパムアプリがTwitterアカウントを悪用しようとする際に表示される認証画面の例 スパムアプリがTwitterアカウントを悪用しようとする際に表示される認証画面の例
Twitterとの連携が必要なアプリを利用する場合、必ず連携のための認証を求める画面やメッセージが表示される。ここで連携を承認(許可)しなければ、アプリはTwitterアカウントにアクセスできず、悪用されることはない。
  (1)Twitterアカウントとの連携を求めているアプリ。名称や説明が表示される。
  (2)ここで承認してしまうと、(1)のアプリにこれだけのことを許可してしまうことになる。この後は、ユーザーの知らぬ間にフォロワーを増やしたりツイートしたりと、アプリのやりたい放題になりかねない。

 そこで本稿では、Twitterと連携しているアプリを確認し、必要であれば連携を解除する方法を紹介する。

操作方法

 以下では、Androidスマートフォンを例に、Twitterのアプリ連携を確認あるいは解除する手順を説明する。タブレットやiPhone/iPad/iPod touch(iOS端末)でも手順は変わらない。

 Windows/Mac OS X/Linuxなどのデスクトップ版Webブラウザーから設定する場合は、「Twitterのアプリ連携状況を確認あるいは解除する」から、「タップ」を「クリック」に読み替えつつ進めていただきたい。

●スマートフォン/タブレットでは最初にPC版のTwitterページを開く

 iPhone/Androidなどのスマートフォン/タブレットからアプリ連携を確認・解除するには、そのWebブラウザーで(モバイル版ではなく)PC版のTwitterページを表示する必要がある(その理由など詳細は右上の関連記事を参照)。それには、最初に次のページをWebブラウザーで開く。

 するとPC版のTwitterページが表示されるはずだ。もし表示されなかったら、Webブラウザーが持つPC版Webページの表示機能を試してほしい(その手順など詳細は右側の関連記事を参照)。

スマートフォン/タブレットでPC版Twitterページを開く(その1) スマートフォン/タブレットでPC版Twitterページを開く(その1)
これはスマートフォンのWebブラウザーでURLを直接入力しているところ。
  (1)URLとして「https://mobile.twitter.com/settings/change_ui」と入力して開く。
次へ
スマートフォン/タブレットでPC版Twitterページを開く(その2) スマートフォン/タブレットでPC版Twitterページを開く(その2)
  (2)PC版Twitterページのドメイン名。(1)によってモバイル版から切り替わった。
  (3)対象のアカウントとパスワードでTwitterにログインする。

 PC版Twitterでピンチアウトして画面を拡大するとき、素早く操作すると画面表示が乱れることがある。またモバイル版と比べて反応が若干鈍いので注意が必要だ。

●Twitterのアプリ連携を確認・解除する

 Twitterのアプリ連携を確認・解除するには、WebブラウザーでPC版のTwitterページを開いて該当アカウントでログインしてから、アプリ連携の設定ページを開く。

Twitterのアプリ連携を解除する(その1) Twitterのアプリ連携を解除する(その1)
これはWebブラウザーでPC版のTwitterページを開き、自分のアカウントでログインしたところ。(1)(2)の操作がしにくい場合は、直接アプリ連携の設定ページ( https://twitter.com/settings/applications )を開いてもよい。
  (1)ここにある自分のプロフィール画像のアイコンをタップすると、(2)を含むメニューが表示される。
  (2)[設定]をタップして次へ進む。
次へ
Twitterのアプリ連携を解除する(その2) Twitterのアプリ連携を解除する(その2)
これはTwitterの各種設定画面。
  (3)[アプリ連携]をタップすると、(4)(5)のように連携中のアプリ一覧が表示される。
  (4)連携中のアプリの名称や出所(開発者)、Twitterアカウントに対して対象アプリができること、連携を始めた日時(日本では、これに時差の9時間をプラスする)が表示される。全く身に覚えのないアプリがここにリストアップされていたら、連携を解除すべきだ。
  (5)連携を解除するには、該当するアプリの[許可を取り消す]ボタンをタップする。
次へ
Twitterのアプリ連携を解除する(その3) Twitterのアプリ連携を解除する(その3)
  (6)[許可を取り消す]ボタンをタップすると、[許可の取り消しを止める]ボタンに変わる。タップすると再びこのアプリとの連携が許可される。いったん別の画面に移ると、このボタンはなくなってしまい、再度連携するにはアプリ側で再設定が必要になる。

 連携を解除すると、対象のアプリからTwitterアカウントへのアクセスは一切禁止される。そのため、アプリによっては認証エラーなどを起こすようになる。

●iPhone/iPad/iPod touchでは端末側での確認も必要

 iPhone/iPad/iPod touch(iOS端末)でTwitterを利用している場合は、上記のTwitterの設定だけではなくiOS端末側でも確認が必要だ。それにはまずホーム画面の[設定]アイコンをタップし、[Twitter]メニューをタップしてTwitterアカウントの設定画面を開く。その一番下に、Twitterアカウントを使用できるインストール済みiOSアプリ一覧が表示される。ここにあるアプリは、前述したTwitterのアプリ連携設定用Webページにはリストアップされないことがあるので要注意だ。

 もし身に覚えのないアプリが見つかったら、アプリ自身を削除しておこう。

iOS端末でTwitterアカウントを使用できるアプリを確認する(その1) iOS端末でTwitterアカウントを使用できるアプリを確認する(その1)
これはiOS 8搭載のiPhoneで、ホーム画面から[設定]アイコンをタップしたところ。
  (1)下にスクロールすると、この[Twitter]が表示される。これをタップして次へ進む。
次へ
iOS端末でTwitterアカウントを使用できるアプリを確認する(その2) iOS端末でTwitterアカウントを使用できるアプリを確認する(その2)
  (2)この画面の一番下に、Twitterアカウントを使用できるアプリの一覧が表示される。スライドスイッチをオフにするとアカウントへのアクセスを禁止できるが、そもそも身に覚えのないアプリが見つかったら削除すべきだ。

●身に覚えのないアプリと連携していたら、パスワードを変更しておく

 もし身に覚えのないアプリと連携していた場合は、安全のため、連携を解除した後にTwitterのログインアカウントのパスワードを変更した方がよい。これは、パスワード漏えいや脆弱性への攻撃などによってアカウントがこっそり乗っ取られ、勝手にアプリ連携が設定された、という可能性も否定できないからだ。

 パスワードを変更するには、まず前述のPC版Twitterページの設定画面で左側メニューから[パスワード]をタップする(直接「https://twitter.com/settings/password」を開いてもよい)。そして画面の指示に従って現在のパスワードと新しいパスワードを入力する。

■更新履歴

【2012/12/22】スクリーンショットをスマートフォン版に差し替えました。また、最近のスパムアプリの動向を記事に反映しました。

【2012/11/19】スマートフォン/タブレットからアプリ連携を解除する手順を、より簡単な方法に差し替えました。またスクリーンショットをアプリの最新版のものに更新しました。

【2014/07/18】初版公開。


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