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原子炉内の部品など規制基準検討始まる
1月26日 17時16分

原子炉内の部品など規制基準検討始まる
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原子力発電所の廃炉に伴って出る低レベル放射性廃棄物のうち、原子炉内の部品など放射性物質の濃度が比較的高い廃棄物の処分に関する規制基準を作るため、原子力規制委員会の検討チームの初会合が開かれ、長期間の管理が必要となることから、国が関わる仕組みを議論すべきだといった指摘が出されました。

原発の廃炉に伴って出る低レベル放射性廃棄物のうち、原子炉内の部品など放射性物質の濃度が比較的高い廃棄物は、地下50メートルより深い場所に埋めるとされていますが、処分施設の設計や管理に関する規制基準は整備されていません。
26日開かれた原子力規制委員会の検討チームの初会合では、対象となる廃棄物には千年から万年単位の時間がたたないと放射性物質の濃度が下がらないものが含まれることから、出席した専門家からは「管理期間については現実にできる長さを検討すべきだ」とか「事業者が未来永ごう、管理することは期待できないので、国が関わる仕組みを議論すべきだ」という意見が出されました。
検討チームでは引き続き議論を行い、年内をめどに規制基準の骨子をまとめることにしています。

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