ソウル市教育庁が新学期から配布する予定の冊子には、小中高校の女子児童・生徒を対象に、年齢ごとに興味を持ちそうな100種類の運動やスポーツなどが紹介されている。中には例えばT字型の棒の上に置かれたボールをバットで打つTボールなど、どれも女子児童・生徒が関心を持ちそうなものばかりだ。
上記のソウル市教育庁関係者は「教師たちはこれらニュースポーツを体育の時間はもちろん、他の授業の余った時間などに行うことができる。そうすれば女子たちもこれまで以上にスポーツに関心をもち、積極的に参加するようになるだろう」と期待を示した。ソウル市教育庁は新学期が始まる今年3月から管内の小中高校のうち50校ずつ、計150校に用具を購入するための費用として1校当たり100万ウォン(約11万円)を支援する予定だ。
ソウル市教育庁はまた韓国教員団体総連合会(教総)と協力し『女子児童・生徒のスポーツ幸福指数』を新たに開発し、女子児童・生徒のスポーツ活動への参加割合や満足度などを毎年分析する予定だ。教総の安養玉(アン・ヤンオク)会長は「女子児童・生徒の健康な成長を促すため、ソウル市教育庁と教総が共同で事業を行う初めてのケースになる」とコメントした。
一方でソウル市教育庁はソウル市と共同で「ソウル市女子学生自転車奉仕団」を新たに立ち上げる計画も進めている。20人の女子学生からなるサイクリングクラブを100カ所で立ち上げ、週末にソウル市内の各地を自転車で回ってもらい、市民を対象に生活面での問題や要望の聞き取りを行った上で、これらを市政の参考にする計画だ。