知ってほしい!アンバサダー 大森渚の日記

「知ってほしい!アンバサダー」とは…地域の生産者と首都圏のクリエイターをつなげて隠されたいいものを知ってもらい、使ってもらい、愛してもらうためのプロジェクトです。


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以前、友人(仮にAとします)と遊びでインターネットのIQテストをしたことがあります。

Aとは同じ大学出身なのですが、
Aは、子どものころから有名な秀才ですんなりと大学に入ったタイプ、
かたや私は高校時代は赤点ばっかり、受験前に猛勉強してなんとか入れたタイプです。

IQテストの結果は…
(具体的な数値は忘れましたが)
私が100だったらAは118、
私が110だったらAは130、
というように、何度テストの内容を変えても、
きっちりきっちり私がAの85%になりました。

IQというものを信じるかどうかは別の話にして、
数値で測れる私の「頭のよさ」はAの85%ということでほぼ間違いないと思います。

私がそのことでショックを受けたかというと、そうではありません。

人間に能力の差があるのは事実。
でもそれは前提条件に過ぎない。

という事実に気づいたのです。

例えば、頭の良さというものが
「物事の処理の速さ」「物事を理解する力」だったと仮定します。

「物事の処理の速さ」で考えると、
他の人が1ℓのバケツを持っているとすると、
私はその85%の850ccのバケツしか持っていない、それだけのことです。

例えば、水を運ばなくてはいけないとすると、
850ccのバケツを持っている人が1ℓのバケツを持っている人を見て、
「どうせ私には小さいバケツしかないから」
と諦めたりするでしょうか?
おそらく、そんなことはなく、
何回も往復するか、他の人に手伝ってもらえるようお願いするか、
どうにかして水を運ぶと思います。

「物事を理解する力」で考えると、
他の人の前にある窓が100%開くとすると、
私の前の窓は85%しか開かない、それだけです。

例えば、新幹線で東京から大阪まで走っていて、
静岡あたりで綺麗な富士山が見えるとします。
85%しか窓が開かない人は、100%開く人を見て、
「どうせ私の窓は全部開かないから」
と目をそらしたりするでしょうか?
おそらく、完璧に見えなくても、
少しでも美しい景色を目に焼き付けようとするはずです。

人間の能力の差なんてそんなもので、
人より多少能力が劣っていたとしても、
精一杯やってみることで、
価値を生み出す余地や日々を楽しむ余地はたっぷりあると思います。

人と比較して
「どうせ自分は…」
と諦めてしまうのは
本当にくだらないし、つまらないです。

30ウン歳になって、
人生って自分でデザインして編集していくものなんだなってつくづく感じます。
それなら、思いっきり感動的なストーリーにしてみたいし、
平凡な主人公がどんどん成長していく方がより感動的かな、って思います。

その後、IQの高い友人との関係がぎくしゃくしていないか気になるところかと思いますが、
(はい、うっすら気づいてる人もいますね)その友人は私の夫です。

周りからは「頭がいい」と評価されているみたいですが、
私はしょっちゅう「バカだなぁ」と思っています。

ま、数値で測れる能力なんてそんなものなので、
気にすることないですね。
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