どこから見た力率を測っている(計算している)か、です。
力率を測定/計算する際には、その場所での電圧、電流で出す必要があり、同期機端子から見た力率の算定にはどう聞き端子に流れ込む電流と端子電圧を使う必要があります。
例えば同期機の端子から見ると、誘導電圧(≒速度起電力)で消費される有効/無効電力以外に、固定子巻き線抵抗や固定子漏れリアクタンスによる電圧降下があって、それぞれ有効/無効電力を消費します。端子から見た力率にはこれら全部が含まれますので、端子電圧/電流で力率を算定しなければなりません。(誘導電圧で力率算定すると、固定子巻き線抵抗などの項が入りません)