[
前の映像
|
次の映像
]
ヨルダン 「死刑囚釈放」反対の声多く・・・
TBS系(JNN) 1月26日(月)12時29分配信
ヨルダンの現地対策本部の前からの報告です。対策本部のトップ、中山外務副大臣は25日、これまでにないほど頻繁に、対策本部からの外出を繰り返しました。ヨルダンで収監中のリシャウィ死刑囚の釈放要求を受けて、ヨルダン当局との面会を重ね、調整を急いでいるものとみられます。
ただ、市民には、釈放への反対を明言する人が少なくありません。理由のひとつは、イスラム国に去年の末から拘束されているヨルダン空軍のパイロットの解放交渉が進んでいないことがあります。
「我々のパイロットも拘束されています。彼は我々にとってとても大事な人です。他の誰かではなく、彼を解放するのが最優先です」(アンマン市民)
日本人ではなく、ヨルダン人の解放を優先すべきだというわけです。地元記者によると、ヨルダン当局は、こうした世論と、友好国・日本との板挟みになり、対応を決めあぐねているといいます。
「情報機関にいる私の情報源に電話したのですが、彼らは何をすべきか、何を言うべきか、方針を決められずにいます。とても複雑で困った状況です」(ヨルダン・タイムス ラエッド・オマリ記者)
後藤さんの解放に向けた交渉は、ヨルダンという第三者を巻き込んで、さらに複雑化しています。(26日11:32)
最終更新:1月26日(月)14時11分