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「生きた化石」捕獲のカグラザメ展示1月26日 12時29分
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深海に生息し、「生きた化石」とも呼ばれるサメの一種、「カグラザメ」が茨城県沖で捕獲され、大洗町の水族館で展示されています。
このサメは今月21日に日立市の沖合で茨城県水産試験場の漁業調査船が資源調査を行った際、水深250メートルで網にかかりました。
大洗町にある「アクアワールド茨城県大洗水族館」が調べたところ、体長1メートルほどのメスで、エラの数が6つと通常のサメより1つ多く原始的な特徴があることなどからカグラザメと分かりました。カグラザメは「生きた化石」とも呼ばれ、水深200メートルから2500メートルの深海に生息し、体長5メートル余りまで成長します。
水族館によりますと、カグラザメが生きたまま捕獲されるのは珍しく、水族館で飼育されるのは国内で3例目だということです。
「アクアワールド茨城県大洗水族館」で飼育を担当する柴垣和弘さんは、「カグラザメの飼育例がほとんどないので、飼育方法を探りながらできるだけ長く生きられるようにしたい」と話していました。