[Я]Amazonインスタント・ビデオへの誤解:PCやiPadでも視聴可能だった
映画作品をAmazonからデジタルダウンロードして購入やレンタルができるWebサービス「Amazonインスタント・ビデオ」。利用環境について誤解していたため利用できないと思い込んでいましたが、実はPCやiPadでも利用できると知りました。
利用できないと思っていた
Amazonによる映画作品のダウンロードサービス「Amazonインスタント・ビデオ」。
新作のリリース時期も早く、レンタルした場合には返却する手間が掛からない(=自動的にデータが消去される)ので延滞金の心配もなし。さらに価格が安いので、映画好きの私としては大変気になっているWebサービスでした。
しかし、ほんの1週間前まで、私はAmazonインスタント・ビデオを利用することが出来ないのだと思い込んでいました。
誤解の元凶はAmazonの公式解説
なぜ「利用できない」と思い込んでいたのか。その元凶はAmazon公式サイトにありました。
たとえば、
レンタルショップでは1月16日(金)からレンタル開始されているスカヨハの「LUCY」。
↑ 「LUCY」に限らずどの作品でもそうですが、Amazonインスタント・ビデオの作品ページには、解説や再生時間などの下に「こちらの対応端末で視聴可能です」というリンクがあります。
リンクをクリックすると、視聴可能な端末の解説ページに移動するのですが、
↑ 現在は上のスクショのような表示になってます。しかし、ほんの数日前までここには「Kindle Fireシリーズ(2013年までの製品)」と、「Fireシリーズ(2014年以降の製品)」、対応端末はKindleタブレットしか掲載されていませんでした。
なので、Kindle持ってない私はAmazonインスタント・ビデオを利用したくても利用できないんだな、と信じ切ってました。だって公式サイトでそう書いてんだもん。
誤解が解けたキッカケ
Kindleを持ってない人でもAmazonインスタント・ビデオは利用できるんだというのを知ったキッカケは、「Amazon インスタントビデオがけっこういい – shi3zの長文日記」という記事でした。
けど、Amazonの日本語版のページの説明はなんかおかしい。「対応機種」を見るとKindle Fireの各バージョンしか書いてないのでKindle Fireでしか見れないんじゃないかと誤解してしまうが、実際にはブラウザでそのまま再生できる(Silverlightだ)。
引用箇所にある通り、私はおもいっきり誤解してました。え! PCブラウザでも見ることができるの? ってビックリですわ。
上記の紹介記事は1週間前にアップされていたのですが、記事を拝見した後、前述した「こちらの対応端末で視聴可能です」のリンクをクリックしてみると、やっぱりまだKindle端末だけしか掲載されていませんでした。
紹介記事が拡散した影響か、数日前に再度チェックしてみると対応端末の記載が大幅に増えていました。Kindleシリーズ以外で現在正式に対応端末として紹介されているのは以下の通りです。
◆iPad mini
◆iPhone(4以降)
◆iPod touch(第3世代以降)
◆Windows・MacのPCブラウザ(Silverlight)
※Silverlightはマイクロソフトの公式サイトからダウンロードできます。
Retina画面で映画鑑賞できる選択肢が増えた
私は昨年、iPad Air 2 を購入しました。「映画をRetinaのタブレットで見たい!」という購入動機が大きく、携帯性に優れたiPad mini ではなく、大画面のiPad Air 2 にしたのもそのためです。
しかし、購入当時はiPadでAmazonインスタント・ビデオが利用できる事など知らなかったので、「iPadで映画鑑賞」となると、選択肢としてはiTunes映画しか無いと思ってました。
なので、Amazonインスタント・ビデオもiPadで利用できるとなると、映画鑑賞の選択肢が増えてとても嬉しい限り。
iPadを購入して以降、iTunes映画もたまに利用しています。
↑ 特に重宝しているのは「今週の映画」。毎週1本ずつHDの高画質映画を100円でレンタルできます。まだ見てないけどいつか見たい、と思ってた作品が「今週の映画」にセレクトされた週は、何の迷いもなくレンタルしてiPadで見てます。
「今週の映画」は、iTunesを起動し、iTunes Storeの映画欄を見ると載っていて、水曜に作品が入れ替わります。
ネットレンタルの価格を比較してみた
iTunesの100円レンタル(しかもHD高画質)は大変ありがたいのですが、それ以外の新作レンタルになると、iTunes映画ストアよりもAmazonインスタント・ビデオのほうが安いというケースが多々あります。
前述の「LUCY」を例に比較してみます。
★Amazonインスタント・ビデオ(新作の場合)
◆SD標準画質 … 購入が2,000円、レンタルが299円
となっています(1月25日現在)。
★iTunes映画ストア(新作の場合)
◆SD標準画質 … 購入が2,000円、レンタルが400円
となっています(1月25日現在)。
SD標準画質のレンタルはAmazonインスタント・ビデオのほうが100円ちょっと安い。その他は双方とも同じ価格になっています。
では、旧作映画になると価格がどうなるか。
私をクリストファー・ノーラン教の一員にさせた「ダークナイト」(2008年の作品)で比較してみます。
★Amazonインスタント・ビデオ(旧作の場合)
◆SD標準画質 … 購入が1,000円、レンタルが300円
となっています(1月25日現在)。Amazonだと旧作のほうが新作より1円だけ高い。
★iTunes映画ストア(旧作の場合)
◆SD標準画質 … 購入が1,000円、レンタルが300円
となっています(1月25日現在)。Amazonと同じ価格でした。ダークナイト(=旧作)に関してはAmazonとiTunesで値段に差がないようです。
※他の旧作も全て同様かどうか、一概には言えませんので購入やレンタルをされる場合は価格をご確認下さい。
iPhoneやiPadは専用アプリがある
Amazonインスタント・ビデオの映画作品をiPhoneやiPadで見るための専用アプリがリリースされてます。
ただし、上のアプリは映画を見る機能のみです。
iPadまたはiPhoneのブラウザ(Safariなど)でAmazonのサイトを開き、そちらで購入またはレンタルした後でアプリを開くと映画を見ることが出来るようになります。
りくま ( @Rikuma_ )的まとめ
ネットレンタルでは「楽天レンタル」や「DMM.com」のようにDVDやBlu-rayのディスクを安い価格でレンタルし、ポストに返却する形態もあります。こちらは月額会員になることで実店舗よりも安く映画を借りられる反面、人気が集中する新作は貸出中の期間が長くなる傾向になり、なかなか手元に届かないというデメリットもあります。
その点、今回紹介したAmazonインスタント・ビデオやiTunes映画ストアはリリースされた直後から確実に見ることが出来ますし、返却が遅れて延滞金を支払う心配もありません。
特にAmazonインスタント・ビデオの新作に関しては300円を切る価格ですので、TSUTAYAやゲオなどの実店舗と同等の安さで借りられますし、実店舗まで足を運ぶ手間が一切かからないのが魅力。またDVDやBlu-rayのリリースよりも先行してリリースされることもあります。
「新作がリリースされたらすぐに見たいんじゃ!」という映画ファンには最適。Kindleタブレットのユーザーはもちろん、iPadユーザーもAmazonインスタント・ビデオを活用すれば映画生活がますます充実するのではないでしょうか。
そんな私も早速「LUCY」借りました。私もあと5パーセントでいいから脳を使えるようになりたい。