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ギリシャ議会選挙 与党が敗北宣言
1月26日 6時16分

ギリシャ議会選挙 与党が敗北宣言
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ギリシャで25日に行われた議会選挙は開票作業が進んでいますが、与党「新民主主義党」を率いるサマラス首相は日本時間26日午前6時前に首都アテネ市内で記者会見し、「ギリシャ国民は意思を示した。私は結果を尊重し、次の政権に鍵を託す」と述べて、敗北を認めました。

合わせて300の議席を巡って争われるギリシャの議会選挙は25日、投票が行われ、各地で開票作業が進んでいます。
ギリシャの選挙管理委員会によりますと、日本時間午前5時50分現在の開票率は49.11%で、得票率は最大野党の「急進左派連合」が35.92%と最も多く、サマラス首相率いる新民主主義党は28.3%となっています。
こうしたなか、サマラス首相は日本時間26日午前6時前に首都アテネ市内で記者会見し、「ギリシャ国民は意思を示した。私は結果を尊重し、次の政権に鍵を託す」と述べて、敗北を認めました。
5年前のユーロ危機の発端となったギリシャでは、サマラス政権が進める厳しい財政緊縮策への不満が高まるなか、急進左派連合は、EU=ヨーロッパ連合などに債務の削減を求めることや解雇された公務員の再雇用など緊縮策の見直しを公約に掲げて、支持を拡大してきました。
今回の選挙で急進左派連合の勝利が確実となったことで、今後、金融支援を巡るEUなどとの協議がどのように進むのか市場や各国が注目しています。
開票作業が順調に進めば、日本時間26日朝にも大勢が判明する見通しです。

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