若者の雇用環境改善法案提出へ

1月20日 19時14分

塩崎厚生労働大臣は福島市で記者団に対し、若者の雇用環境の改善に取り組むため、残業代を払わないなど法令違反を繰り返す企業については、ハローワークで新卒の求人を受け付けないことなどを盛り込んだ法案を、来週召集される通常国会に提出する考えを示しました。

塩崎厚生労働大臣は、福島市にあるハローワークを訪れ、担当者から若者の採用の促進や職場への定着に向けた取り組みについて説明を受けました。
このあと、塩崎大臣は記者団に対し、「労働人口が減少するなかで、若者が社会で活躍できるよう支援していくことが大事だ。若者の労働力の活用は社会の活性化につながる」と述べ、若者の雇用環境の改善に取り組む考えを示しました。そのうえで、塩崎大臣は、残業代を払わないなど法令違反を繰り返す企業については、ハローワークで新卒の求人を受けないことや、若者の採用や育成に積極的に取り組む企業を認定する制度を創設することなどを盛り込んだ法案を、来週召集される通常国会に提出する考えを示しました。