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世界経済の成長率予測を下方修正 IMF
1月20日 12時49分

世界経済の成長率予測を下方修正 IMF
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IMF=国際通貨基金は、ことしの世界経済について、原油安やアメリカの景気回復がプラスに働くもののユーロ圏や日本の低い成長に加えロシア経済の悪化などで依然力強さに欠けるとして、成長率の予測をこれまでよりも0.3ポイント低い3.5%に下方修正しました。

IMFが発表した最新の「世界経済見通し」では、まず、このところの急速な原油安について日本など輸入国には追い風となり世界経済全体にプラスに働くと指摘しました。また、アメリカ経済の回復が際立っているとして成長率をこれまでより0.5ポイント引き上げて3.6%のプラスとし、ことしの世界経済を支えていくと指摘しました。
しかし、IMFは世界経済は依然、力強さに欠けるとして、世界全体の成長率について去年10月時点の予測より0.3ポイント低い3.5%に下方修正しました。その理由として、ユーロ圏と日本の低い成長を懸念材料として挙げ、予測をそれぞれ0.2ポイント下げ、ユーロ圏を1.2%のプラス、日本を0.6%のプラスに、下方修正しました。
また、原油安は主要な輸出国のロシアには打撃となり3%の大きなマイナス成長に転落すると予測したほか中国経済の減速も指摘し、0.3ポイント低い6.8%に引き下げました。
IMFは先行きについて原油価格の一段の急落やアメリカの金融政策の変更で新興国の金融市場が不安定になるおそれなどを指摘し、各国に慎重な政策対応を求めています。

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