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イスラエル空爆でイラン軍幹部死亡
1月20日 15時58分

イランの精鋭部隊、革命防衛隊はイスラエル軍が隣国シリアで空爆を行い、軍事顧問として派遣されていた幹部1人が死亡したことを明らかにし、敵対する両国の間の緊張がさらに高まることが懸念されます。

中東の複数のメディアは、イスラエル軍が18日、隣国シリアのイスラエルとの境界に近い地域で上空からミサイル攻撃を行い、敵対するイスラム教シーア派の武装組織ヒズボラの指揮官など数人を殺害したと伝えましたが、これまでのところイスラエル政府から反応は出ていません。
こうしたなか、イランの国営通信は19日、精鋭部隊の革命防衛隊が明らかにした情報として、イスラエル軍が空爆を行ったと指摘したうえで、革命防衛隊の幹部1人が死亡したと伝えました。
シリアで続く内戦で、イスラム教シーア派の大国イランは同じシーア派系のアサド政権の後ろ盾となっており、この幹部はイスラム過激派組織「イスラム国」などとの戦闘でアサド政権を支援するため軍事顧問として派遣され、その日はヒズボラとともに行動していたということです。
革命防衛隊は「幹部らの殺害は反イスラエルの闘いをより強めるだろう」と強調しており、敵対するイランとイスラエルの間の緊張がさらに高まることが懸念されます。

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