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米 公民権運動象徴の地で数千人デモ行進
1月20日 7時45分

アメリカの公民権運動の象徴的な場所となっている町セルマで、差別のない社会を目指してデモ行進が行われ、黒人の少年を死亡させた白人警察官の起訴が見送られたことなどに抗議が広がるなか、数千人が参加しました。

この行進は、黒人差別の撤廃に努めた指導者、マーチン・ルーサー・キング牧師をたたえる記念日を前に、18日、アメリカ南部アラバマ州の町セルマで行われました。
セルマは、50年前の1965年3月、平等な投票権を求めて運動する黒人に対して警察が暴行を加え、多数のけが人が出た「血の日曜日」と呼ばれる事件が起き、公民権運動の象徴的な場所になっています。
アメリカでは現在、公民権運動を題材にした映画が公開中で、この日の行進には映画の監督や俳優なども参加し、「融和」と書かれたプラカードを掲げた人たちと行進しました。
アメリカでは、去年、黒人の少年を死亡させた白人警察官が起訴を見送られたことなどをきっかけに、黒人社会を中心に抗議活動が全米に広がり、根深く残る人種問題が改めて浮き彫りとなっていて、今回のデモ行進には数千人が参加する規模となりました。

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