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EU外相会議 テロ対策で国際連携強化を1月20日 5時53分
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EU=ヨーロッパ連合はベルギーで外相会議を開き、フランスで起きた一連のテロ事件を受けてテロ対策の国際的な連携を強める必要があるとして、テロ組織への資金源を絶つための国際会議の開催を呼びかけることなどを決めました。
EUは、17人が死亡したフランスの連続テロ事件などを受けて、19日ブリュッセルで外相会議を開き、今後のテロ対策などについて協議しました。
会議のあと記者会見したEUのモゲリーニ上級代表によりますと、テロはアラブ諸国やアフリカなどにとっても共通の脅威になっているとして、国際的な連携の重要性を確認したということです。
そのうえで具体的には、テロに関する情報交換などの協力をこれまで以上に進めるとともに、アメリカや日本、それに国連などに対してテロ組織への資金源を絶つための専門家レベルの国際会議の開催を呼びかけることを決めました。
また、政情不安や内戦などがテロ組織の温床になると指摘されていることから、中東や北アフリカの国々などと定期的に協議を行い、こうした国々を支援していくということです。
EUでは、今月末の内相会議や来月の首脳会議でもテロ対策を主要な議題にすることを決めていて、具体的なテロ対策の強化について話し合うことにしています。