きまやのきまま屋

日常で思ったこと、読んだ本、観た映画、猫のことなど。主婦兼ライターのきまやがきままに語ります。

角川がKindleセールやってるからオススメを5冊選んでみます

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角川書店 冬の大型フェア@Kindle

こんな記事を読みました。


ブロガーさんにKindleセールのまとめ記事を書いてほしい理由/と、気になる21冊 - ぐるりみち。

 そうやって「気になる本」や「おすすめの本」を選んでまとめていけば、できあがるまとめ記事は、自然とその人の色が出る内容になると思うのです。 

これが「ブロガー横断企画」と化して……まだそこまでじゃない?まだビッグウェーブじゃない?かもしれないけど面白そうなので乗ってみたいと思います。

数記事読んだので、なるべく他の人と被らないようにしたいと思いつつ、とりあえず

アルゴリズムが世界を支配する (角川EPUB選書)

アルゴリズムが世界を支配する (角川EPUB選書)

が373円なのは買いだと思います!私が去年10月に買った時は403円したもん。ちなみに今50%まで読んでます。知らない分野の話なのとドキュメンタリーなので亀の歩みで読み進めています。

 

それでは、私が読んだ中からオススメしたい本で、今回セールになっているものをいくつかピックアップしていきます。結果的に超エンタメ、読みやすい本ばかりのラインナップになりました。

 

ジョーカー・ゲーム 

ジョーカー・ゲーム 角川文庫

ジョーカー・ゲーム 角川文庫

いつのまにか文庫になってた!&そこから更に64%引きだそうです。

夏目漱石シリーズなんかも書いている柳さんですが、代表作はこちらのシリーズですよね。これがシリーズ第一作で、吉川英治文学新人賞、日本推理作家協会賞の二冠に輝いています。このミス常連作品でもあります。

少し古い時代の日本の、クールなスパイもの。文体もカッコよくて、頭脳戦が好きな人は好みだと思います。

「結城カッコイイ!D機関ヤバイ!」と家族中で身悶えました。「その時の面接で今来た道の◯◯の数を聞かれる」(ネタバレ防止)、「自分ではスパイのつもりでも…」などなど、ミステリ要素満載でどんでん返しもたくさん。かなり骨太です。

 

ちなみに2015年1月31日映画公開予定なので(主演は亀梨くん?どうなんだろうか…テレビCM見た感じではクールっぽくなってますけど…)、『『ジョーカー・ゲーム』の謎 (中経の文庫)』という謎解き本まで出る始末。

これが面白かったら続きの『ダブル・ジョーカー』『パラダイス・ロスト』『ラスト・ワルツ』まで、ぜひ追ってみてください。

 

破門

破門 (角川書店単行本)

破門 (角川書店単行本)

ちょい前の直木賞受賞作品。私はこれが初めての黒川さん作品だったんですが、シリーズものの途中から読んだにも関わらず楽しく読めました。 『疫病神シリーズ』って名前みたいです。父親が全作持っていると言っているので、いつか読破したい!

詐欺・ヤクザ・ギャンブル・映画ネタ満載のハードボイルドエンタメ。グダグダな男二人が脅し合いながらの珍道中、海外行ってもやっぱりお金の話><

 

私は観られないですが、1月の初めからスカパーで濱田岳さんと北村一輝さん主演のドラマが始まっているみたいです。濱田岳じゃあなにかと若すぎない…?でも演技力でどうにかしそうな感じですね。

 

クリムゾンの迷宮

クリムゾンの迷宮 (角川ホラー文庫)

クリムゾンの迷宮 (角川ホラー文庫)

貴志さんの代表作は『黒い家』か『悪の教典』 でしょうか。あ、『黒い家』もセール対象品です。

私はSFちっくな『新世界より』が大好きですが、『クリムゾンの迷宮』もかなり好きでした。

Twitter上では好き嫌いが分かれていた印象の、ホラーというかサバイバルアクションというかバトル?壮大すぎて荒唐無稽、という人もいれば、突拍子のなさがサイコーっす、という人もいました(私はもちろん後者)。グロいのがダメだとちょっと厳しいかもですが、「よくこんなの思いつきますね…」という感じ。

これが好きだったら『ダークゾーン』も好きだと思います。むしろ『ダークゾーン』

の方が読み応えはあるかも。ラノベが好きな人は『クリムゾンの迷宮』の方が好きだと思います。

 

 

ロスト・シンボル 

ロスト・シンボル(上中下合本版) (角川文庫)

ロスト・シンボル(上中下合本版) (角川文庫)

海外作品も一つ挙げておきます。『ダ・ヴィンチ・コード』のシリーズ第三弾『ロスト・シンボル』 が、上中下三冊まとめてこの値段。あのボリュームが600円台って。

あ、『ダ・ヴィンチ・コード』もセール対象品みたいです。シリーズを最初から読みたい人は『天使と悪魔(上中下合本版)』から。

 

ラングドン教授に萌えつつ毎回一気読みしているんですが、よく考えたら内容を覚えていないことも多いのである意味何度でも再読に耐えるような気がします。単行本で買うほどじゃないかも…なので手軽な値段なのは嬉しいですね。しかも単行本だと重くて腕が疲れるし、こういう本こそ電子書籍の出番なのかも。

圧倒的なエンタメ。『ロスト・シンボル』は舞台がアメリカで、フリーメイソンの話です。最新作『インフェルノ』はイタリアの話で、こちらもなかなか。国で選ぶもの楽しいかもしれません。とりあえず徹夜で読みました。

 

 

 ひとを〈嫌う〉ということ

ひとを〈嫌う〉ということ (角川文庫)

ひとを〈嫌う〉ということ (角川文庫)

最後にノンフィクションを。

えーと、これは私は多分読んでいないと思います。が、よしみっちゃんはサイコーなのです。ちなみによしみっちゃんは福岡のお生まれです。カントを分かりやすく解説する哲学者であり、ものすごく変な教授です。

人生に生き辛さを感じてしまう人は、とりあえずよしみっちゃん読みましょう。

 

Amazonの内容紹介から。

著者は、東大人文科学大学院、ウィーン大学哲学科を修了した哲学博士であり、ドイツ哲学、時間論、自我論が専攻の電気通信大学教授である。本書の土台となっているのは、著者自身が「これまでの長い人生において、むやみやたらに他人を嫌うことがあり」、妻と息子からは「ある日を境に激しく嫌われるハメに陥った」という切実な現実である。  

 

よしみっちゃんの著作で私の愛読書は『人生に生きる価値はない』『働くことがイヤな人のための本』です!

セールで一冊試してみて、この思想のクセというか変人さについていけたら他の本も手に取ってみるといいかと。変人さのエピソードはWikipediaやインタビュー記事にも詰まっています。

中島義道 - Wikipedia


なぜ”戦う哲学者”は子どもを持ったのか | 中島義道の人生相談道場”悩ましき哉、人生!” | 東洋経済オンライン | 新世代リーダーのためのビジネスサイト

 

 

という感じに5冊選んでみました。気になったものがあったらセールの時に手に入れてしまいましょう!ちなみに私は

Amazonの3.11─電子書籍オリジナル─ (角川書店単行本)

Amazonの3.11─電子書籍オリジナル─ (角川書店単行本)

が40円だったのでポチってしまいました。電子書籍の積み本は増える一方です!

 

 

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