豪、カンガルー肉激増で中国とのFTAに期待、「カンガルー肉を真っ先に売り込みたい」―中国メディア

2015年01月24日



オーストラリア・クイーンズランド州でカンガルーの数が爆発的に増加していることを受け、オーストラリアカンガルー産業協会(KIAA)が中国市場の開拓に意欲を示している。22日付で環球網が伝えた。

同州のバリー・オリサバン議員によると、カンガルーの数はかなりの規模に膨れ上がっており、伝染病の蔓延が懸念されるレベルに達している。KIAAのジョン・ケリー会長も「前代未聞の数に達している」と指摘し、「中国のような新市場を開拓し、カンガルー肉の輸出を増やす必要がある」と語った。

ケリー氏は中国以外の市場の需要について指摘しつつも、「中国市場の需要はかなりあると信じている。われわれのカンガルー肉が中国市場に参入することができれば、状況は瞬く間に転換する」と訴えている。オリサバン議員も「多くの人が中国との自由貿易協定(FTA)の実施を心待ちにしている。カンガルー肉を輸出リストの筆頭に挙げてもらいたい」と話している。

(編集翻訳 小豆沢紀子)