【センバツ】桐蔭、21世紀枠で53年ぶり!秋は県0勝も
スポーツ報知 1月24日(土)7時4分配信
伝統校が復活の雄たけびだ。第87回センバツ高校野球大会(3月21日から12日間・甲子園)の出場32校が23日、発表された。21世紀枠では、俳人の正岡子規が創部に関わったとされる松山東(愛媛)が、最長ブランクとなる82年ぶり2度目の出場。和歌山中時代に春夏合わせて3度の優勝を誇る古豪・桐蔭(和歌山)には、53年ぶりの春切符が舞い込んだ。組み合わせ抽選会は3月13日に行われる。
53年ぶりの春。桐蔭ナインは落ち着いていた。「長年、甲子園に出ていなかったので、期待を裏切らない戦いをしたい」。石井佑典主将(2年)は静かに闘志を燃やした。
1897年創部。和歌山に初めて野球が伝わったのは、前身の和歌山中とされる。1915年夏の第1回選手権にも出場した古豪だが、春は1962年、夏も86年を最後に甲子園から遠ざかった。
チームを変えたのは、OBで就任6年目の伊藤将監督(34)だ。月1度、栄養学の先生を招き、体作りを工夫。練習中にもおにぎりを食べまくり、パワーアップするとともに、メンタルトレーニングを学んだ峯克二教頭(60)の下、精神面も鍛錬した。中高一貫の県立校。部員のほとんどが現役で国公立大を目指す。指揮官は「理論的に話ができるのは桐蔭の良さ」と語った。
昨年8、9月の県下新人戦で4強。シード権を獲得し、秋季県大会は2次予選から出場した。初戦となった同準々決勝では箕島に5―7で敗れたため、「秋の県大会0勝でセンバツ出場」という珍しい事態に。選考委員からは高校野球100年の節目であり、草創期からの貢献を重視する声もあった。伝統の底力を、甲子園で見せる。
最終更新:1月24日(土)17時56分
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