【レポート】
シャープがAndroid搭載でスマホ的な要素を搭載したケータイ「AQUOS K」を発表したことが話題になっている。また、シャープは、21日に開催した同端末の発表会において、2015年は携帯電話業界参入20年目の節目にあたるということで、会場に歴代のケータイを展示。これまでの歩みを紹介した。この記事では、シャープの携帯電話20年の歴史を振り返りつつ、シャープの今後の携帯電話における展開をレポートしていこう。きっとあなたが愛用していた機種もあるはずだ。
シャープが携帯電話市場に参入したのは1995年。デジタルホン(現:ソフトバンクモバイル)の端末として「DP-201」を発売した。当時はまだiモードをはじめとする携帯電話IP接続サービスがないだけでなく、国内でも地方への移動の際にはローミングが必要という時代だった。
その後1997年に、コンパクトでキーパッド部分のカバーを開閉して使えるタイプの「SH201」でNTTドコモへの参入も果たしている。
1997年にはNTTドコモの「10円メール」やJ-PHONEの「Sky Walker」といった携帯メールサービスが開始され、1998年にはJ-PHONEのネット接続サービス「スカイウェブ」がスタートしたが、その対応端末として「J-SH01」が発売された。
「スカイウェブ」のWEBサイトを閲覧でき、画面に48文字表示できるなど当時のケータイとしては大画面であることが話題に。ただし、画面はモノクロ表示だった。
WEBサービス対応に続くシャープのケータイ開発のトピックは「カラー液晶」だ。1999年、「J-SH01」を小型軽量化した上でカラー液晶を搭載した「J-SH02」を発売。当時はNTTのiモード対応機種もカラー液晶搭載携帯が登場し、携帯はただWEBサービスが利用できるだけでなく、液晶のきれいさを求められるように。
その後、2000年にはシャープ初の二つ折りケータイ「J-SH05」ではTFTカラー液晶を搭載し、6万5536色が表示できると話題になった。
(1) | ケータイの進化を予感させた1990年代 |
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(2) | カメラや3D、ケータイがどんどん多機能になる2000年代 |
(3) | スマホが登場しても独自の進化をやめない2010年代 |
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