トップページスポーツニュース一覧白鵬が33回目の優勝 単独歴代最多に
ニュース詳細

白鵬が33回目の優勝 単独歴代最多に
1月23日 18時54分

白鵬が33回目の優勝 単独歴代最多に
K10049244711_1501231817_1501231828.mp4

大相撲初場所は13日目の23日、横綱・白鵬が33回目の優勝を果たし、優勝回数で元横綱・大鵬を抜いて単独で歴代最多となりました。

初場所は12日目を終えて全勝で白鵬、2敗で横綱・日馬富士と大関・稀勢の里が続く展開でした。
13日目の23日、日馬富士は横綱・鶴竜に敗れ、3敗に後退しました。
さらに白鵬が結びで2敗の稀勢の里と対戦し、取り直しの末、押し倒しで勝ちました。
初場所は2敗の力士がいなくなり、千秋楽を待たずに白鵬が5場所連続33回目の優勝を果たしました。
白鵬は優勝回数で大鵬の32回の記録を44年ぶりに塗り替え、単独で歴代最多となりました。

「簡単ではなかった」

単独で歴代最多となる33回目の優勝を果たした横綱・白鵬は「うれしい。今場所は前半は固さがあったが、中日からは相撲がよくなった。きょうも取り直しがあって簡単ではなかったが、いい相撲で見応えがあったと思う」と汗をぬぐいながら話しました。
元横綱・大鵬の記録を抜いたことについては、「まだ、今場所は終わっていない。気持ちを引き締めていきたい」と話していました。

北の湖理事長「40回を目標に」

大相撲初場所で横綱・白鵬が単独で歴代最多となる33回目の優勝を果たしたことについて、日本相撲協会の北の湖理事長は「取り直しの一番ですっきり決まって、本人も喜んでいるのではないか。ここで終わる横綱ではないので記録はもっともっと伸ばせる。40回を目標に頑張ってもらいたい」と話しました。
そのうえで、白鵬の強さについて、「負けないのが強みだと思う。今場所、幕内の上位は手ごわい相手がそろっていたが、その中で全勝を続けてきたのは価値がある。記録をどこまで伸ばすかは、ほかの2人の横綱にかかっているのではないか」と述べました。

優勝回数歴代上位の横綱は

大相撲の優勝回数の歴代上位には、一時代を築いた横綱たちの名前が連なります。
白鵬が今場所抜いた32回の記録を残した大鵬は、恵まれた体と足腰の柔らかさを生かした取り口で、昭和30年代から40年代にかけて抜群の強さを誇りました。
当時、人気を集めた代表として「巨人、大鵬、卵焼き」ということばが流行語にもなりました。
大鵬は2回の6場所連続優勝を含め、最後の優勝となった昭和46年初場所まで、およそ10年をかけて32回の優勝を果たしました。
白鵬と大鵬に続くのは、昭和の終わりに活躍した千代の富士の31回です。
精かんな顔つきから「ウルフ」とも呼ばれた横綱は、体格には恵まれませんでしたが、筋肉トレーニングで鍛えた体から力強い上手投げやスピードのある攻めで優勝を重ねました。
さらに、一時期は白鵬と激しく優勝を争った朝青龍が25回で千代の富士に続き、北の湖の24回、貴乃花の22回が続きます。

関連ニュース

このページの先頭へ