元カノに手首切った画像をメール、ストーカー容疑で塾講師を逮捕

2014年6月28日6時0分  スポーツ報知

 警視庁三鷹署は27日までに、自分の手首を切った画像を元交際相手の女性に送ったなどとするストーカー規制法違反容疑で、東京都稲城市の塾講師・田中拓郎容疑者(34)を逮捕した。

 三鷹署によると、逮捕容疑は20日、教え子だった女性(20)の携帯電話に、カッターナイフで切って血が出ている自分の手首の画像や「××(新しい交際相手)と別れてオレのところに戻ってこい」などと復縁を迫るメールを計12回送った疑い。メールには「〇〇子、会いたいなぁ。会いたい。触れたい。抱きしめたい」「まだエッチ中? 〇〇子とのエッチ最高だった。何回しても飽きなかった。××のエッチはどう? 初めて比べられるねえ。イカされちゃった?」などという文言もあった。

 田中容疑者は2007年、塾の数学講師として当時中学2年だった被害女性と知り合った。09年4月、女性が高校に進学した後に容疑者からアプローチ。ドライブやカラオケなどのデートを繰り返し、同5月には男女の仲になった。

 その後、専門学校に進学した女性が今月18日、田中容疑者と会い「他に好きな人がいるので別れて下さい」と願い出たところ、未練を抱いた容疑者が犯行に及んだ。19日には「私は死にます。〇〇子はねえ、そうオレを殺したの。人1人を自分のせいで死なせたの」というメールも送った。女性が24日、母親と現在の交際相手と一緒に同署に相談に出向き、発覚した。

 その後すぐに逮捕された田中容疑者だが、けがの程度は軽く、送信した画像は重傷に見えるよう細工したものとみられる。

 調べに対して「メールを送信したことは間違いないが、えん恨や復縁を迫ったものではない。死ぬことを伝える辞世の句みたいなものだ」などとし、容疑を否認している。

 田中容疑者は05年に結婚し、子供もいたが、本件とは別件の不倫が発覚したため、10年に離婚している。

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