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【スポーツ】<首都スポ>センバツ関東から6校 東海大菅生・若林監督は初甲子園2015年1月24日 紙面から
第87回センバツ高校野球大会(3月21日開幕、甲子園)の出場校が23日決まり、秋の東京大会を制し、神宮大会でも4強入りした東海大菅生が9年ぶり3度目の出場を決めた。プロ注目のエースで4番の勝俣翔貴投手(2年)は「甲子園で一番目立ちたい」と話し、中日などが今秋ドラフト1位候補に挙げている県岐阜商の高橋純平投手(2年)打ちもぶち上げた。浦和学院(埼玉)は優勝した一昨年以来のセンバツ切符。二松学舎大付(東京)、高崎健康福祉大高崎(群馬)は夏春連続出場となった。 昨夏の西東京大会決勝で日大鶴ケ丘に負けた悔しさを胸に、秋の東京大会を制した東海大菅生が9年ぶりのセンバツ切符をつかんだ。元中日投手の若林弘泰監督(48)にとっては就任6年目で初の甲子園。原動力となったのはエースで4番の勝俣翔貴投手(2年)だ。投打で活躍し、号泣した夏に「オレがみんなを甲子園につれていく」と誓ったのを現実にした。 投打でプロ注目の勝俣は自ら「人見知りする性格」と言う、はにかみ屋。先輩からは「クレヨンしんちゃん似」といじられ、しゃべりもおっとりしているが、身体能力は抜群。マウンドではピンチをつくっても最少失点に抑え、秋の公式戦防御率は1・29と安定。バッティングも粗削りながら打率4割1分4厘。打球が上がるようになり、昨年末にミャンマー遠征した東京選抜の壮行練習試合では、大学生から130メートル弾も放った。 おとなしく見えるが、言うことはえげつない。会見では「個人としては甲子園で一番目立つことが目標。チームとしては日本一を目指したい」とぶち上げ、現時点で一番目立っている県岐阜商の152キロ右腕・高橋にも挑戦状。「すごいストレートが速いと言われている。そのストレートを打ってこそ目立てる」と、ドラフト1位候補打ちも宣言した。 若林監督も「いつもどおり、勝俣を中心に戦っていきたい」と大黒柱に全幅の信頼。東海大系列4校が出場した昨夏の甲子園は乗り遅れたが、東海大四とともに、あらためて東海旋風を巻き起こすつもりだ。ことし1月にチームが東京・東郷神社で必勝祈願した帰りには、青山に眠る東海大相模時代の恩師の原貢さんの墓前も参って決意も新たにした。 「まだまだ発展途上のチーム。さらに鍛えないといけない。原貢監督の口癖だった『まずはベスト8』を目標にしたい」と若林監督。原貢魂も胸に刻んで、甲子園初勝利をつかみにいく。 (小原栄二) ◇ 首都圏のアスリートを全力で応援する「首都スポ」面がトーチュウに誕生。連日、最終面で展開中 PR情報
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