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再生可能エネルギー普及へ 国際会議始まる1月18日 5時35分
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中東の産油国、UAE=アラブ首長国連邦で、太陽光や風力など再生可能エネルギーの普及に向けた国際会議が17日始まり、気候変動によるとみられる海面上昇の影響を受けるインド洋の島国などが再生可能エネルギーへの一刻も早い転換を訴えました。
UAEの首都アブダビで始まったのは、日本など世界130か国以上が加盟し、再生可能エネルギーの世界的な普及を目指すIRENA=国際再生可能エネルギー機関の総会です。
議長国の日本からは宮沢経済産業大臣と中山外務副大臣が出席し、途上国への財政支援や人材育成に向けた取り組みを強化し、再生可能エネルギーの普及に努めていく考えを表明しました。
このあと各国の代表が発言し、気候変動によるとみられる海面上昇の影響を受けるインド洋の島国のモルディブなどは、「わが国を救えるのは再生可能エネルギーだ」と述べて、化石燃料から再生可能エネルギーへの一刻も早い転換を訴えました。
会議は18日まで開かれ、ドイツなどの先進国で進められている再生可能エネルギーの最新の活用例や普及に向けて、今後、どのような協力と連携が必要なのかについて意見が交わされるということです。