警視庁少年育成課は21日までに、17歳の女子高生を雇ってコスプレで客と会話させていたとして、労働基準法違反の容疑で東京・高田馬場のJKリフレ店の経営者ら2人を逮捕。17歳と18歳の高3女子3人を補導した。本紙既報通り、警視庁が今年1月から18歳の女子高生も補導対象として以降、初の摘発。しかも同店は過激路線とは一線を画す店だったことから“聖地”高田馬場のJKビジネスが一掃されそうで、都内の同業者への影響は避けられない。
労働基準法違反容疑(危険有害業務の就業制限)で逮捕されたのは「メイドリフレ ハニーキャンドル」の経営者(44)と店長の男(44)。店には約40人の少女が在籍していた。逮捕容疑は1月4日、新宿区高田馬場の店舗で、18歳未満と知りながら女子高生(17)を雇い、50代の男性に接客させた疑い。
警視庁はこれまで、女子高生を意味する「JK」を売りにして働く「18歳未満」の女子生徒を補導対象としていたが、今年1月から18歳の女子高生も補導対象としていた。方針変更後、実質的に初の事案となった。
風俗事情通は「近年、高田馬場で18歳未満の少女を雇い、過激なサービスをしていたJKビジネスの店が乱立し、店同士そして少女同士の競争で、どんどん性的な裏サービスまでする少女が出て、歯止めが利かなくなっていた。警視庁は高田馬場のJKビジネス店を徹底的に取り締まり、直接の接触がなくても、体臭をかがせるだけでも摘発するようになった」と指摘する。
そんな中、「ハニーキャンドル」は過激なサービスを廃し、コスプレで会話するだけという“消極的”な商売で生き残りをかけていた。
「他の店は水着を着せて5000円とか取っていたが、ハニーキャンドルはおとなしいコスプレだけで一律1000円。パンツの上にアンダーウエアを着用させ、絶対にパンツが見えないようにしていた。密着サービスはないし、個室はレースカーテンだけの区切りで死角がないので、少女が勝手に裏サービスをすることもできない。客の財布に優しく、働く少女はあまり稼げないが、摘発されない店として人気だった」(前出の事情通)
いわば“安全店”が摘発されたことで、高田馬場のJKビジネスは壊滅することになるとみられる。
前出の事情通は「この店は雇っていた半数が18歳以下の女子高生。警察が今月から始めた“18歳の女子高生摘発”キャンペーンに当てはまった。店側も事前に危ないと感じていて、昨秋から秋葉原への移転の準備をしていたのに、営業最終日の1月4日にガサ入れされた。秋葉原の店は18歳を超え、高校を卒業したコしか雇わないことにしたそうです」と語る。
高田馬場の店と少女は続々と秋葉原に移動しているというが、警察とJKビジネス業者のいたちごっこがついに終わるともみられている。
【関連記事】
“女子アナセクハラ被害”を激白した元フジテレビアナ・長谷川豊がマイクをペンに持ち替えて、女子アナたちの嘔吐事件、不仲疑惑、未成年アイドルとの飲酒騒動など“とくダネ”大放出!