昨年10月に不倫スキャンダルを報じられたアイドルグループ「乃木坂46」の松村沙友理(22)が、3月18日発売の11thシングル選抜メンバーに選ばれたことが波紋を広げている。ペナルティーとして選抜落ちを予想していた一部ファンからは「納得いかない!」などと、不満の声が上がる事態に。運営サイドが、あえて松村を選んだ狙いは一体なんだったのか。
松村は19日の自身のブログで、11thシングル選抜メンバーに選ばれたことを報告した。
18日深夜放送の冠番組「乃木坂って、どこ?」(テレビ東京系)で選抜入りを伝えられた際、騒動を涙ながらに振り返った松村は「ずっと、ステージに立つのも、人前に出るのも怖くなっちゃって。自分でも『もうダメだ』って思って『もう私、できません』ってずっと言ってて。『なんでアイツが入るんだ?』って、やっぱ皆さん思うだろうけど、でも、応援してくれる方もいて『笑ってるさゆりんが見たいよ』と言ってくださって、それが本当に私の支えだったし、頑張らなきゃいけないなと思います」と複雑な心境をのぞかせながらファンに感謝した。
昨年10月発売の「週刊文春」に掲載された大手出版社勤務の妻子持ち編集者(当時)とのデート現場や路上キス写真はファンに大きな衝撃を与えて、大騒動に発展。その後、松村はラジオ番組等で謝罪したが、ファンにとって目に見える“処分”がなかったことに批判的な声も上がっていた。
選抜入り発表時の発言から、松村は何度も活動辞退を申し入れ、周囲に説得され、思いとどまったことがうかがえる。だが、今回の選抜入りで再び松村に批判が湧き起こることは想像できたはずなのに、秋元康総合プロデューサー(56)や運営サイドがあえて選んだ理由は何なのか?
「秋元氏、運営サイドの姿勢として『1度の過ちで解雇することはない。1回はどん底から這い上がるチャンスを与える』ということ。松村はスキャンダルでノイローゼに陥るほどバッシングを浴び、十分に罰を受けたと判断し、選抜入りさせたのでしょう。前作は“十福神”(ベスト10)で立ち位置も2列目だったのから、今回は十福神を外れ3列目と、序列が下がった。これが実質的な“ペナルティー”になる」(関係者)
松村と同様に昨年10月に「週刊文春」で未成年飲酒疑惑が報じられたメンバーの大和里菜(19=当時)は、翌11月に男性ユニットのメンバーとの路上抱擁、未成年飲酒疑惑が再び報じられ、昨年12月15日付で運営会社との専属契約終了が発表された。前出関係者は「大和は事実上の解雇です。2度目ということで“アウト”。松村は人気だからセーフで、大和はマイナーメンバーだったから解雇ということでは決してない」と語る。
それでもネット上では「マジメに頑張ってるのに、選抜に入れないメンバーがかわいそう」などと選抜から外れた他のメンバーへの同情的な書き込みも目立つ。
「メンバーの中には、当然ですがスキャンダルを『絶対に許すことはできない』と断言する者もいれば『マジメにやってるのに…』と嫉妬心を抱える者がいるのはしょうがない。松村も今は“孤立”しているが、乗り越えられるか…心配なところはある」(出版関係者)
“ライバル”AKB48グループには恋愛スキャンダルを乗り越えたメンバーもおり、特にバラエティー路線で羽ばたいたHKT48の指原莉乃(22)は松村のバラエティー能力を評価し、応援している。十字架を背負った松村は逆境を乗り越えられるのか。
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