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【サッカー】アギーレ監督 解任保留 19年ぶり8強敗退2015年1月24日 紙面から
◇アジア杯<準々決勝> UAE1−1日本(PK5−4)【シドニー宮崎厚志】日本、準々決勝で敗退−。サッカーのアジア・カップ第14日は23日、シドニーなどで準々決勝の2試合が行われ、2大会連続5度目の優勝を目指す日本(FIFAランキング54位)はアラブ首長国連邦(UAE、同80位)にPK戦で敗れ、準々決勝で敗退した。日本がアジア・カップでベスト4入りを逃すのは1996年大会以来19年ぶり。前半7分に先制を許した日本は後半36分、途中出場したMF柴崎岳(22)が同点ゴール。延長でも圧倒したが、1−1のまま決着がつかず、PK戦では本田、香川が外して4−5で敗れた。 崩れ落ちる青と、歓喜を爆発させる白。残酷なコントラストを前に、アギーレ監督は一瞬、硬直した。それでもすぐに、いつも通りUAEベンチと健闘をたたえ合う。勝負のあやを知り尽くした指揮官。PK戦に持ち込まれた時点で、覚悟はしていた。「私はこのチームに対し誇りを感じます」。それが、日本代表監督として最後となるかもしれない会見での第一声だった。 アギーレ監督の八百長疑惑で揺れる中、日本代表はアジア・カップを戦った。大会終了後に進退について説明するとしていた日本サッカー協会の大仁会長は試合後、「まだ受理の確認を取れていないので、説明しなくていい」と主張した。 96年UAE大会以来19年ぶりの8強敗退はJリーグ発足後、当時の加茂ジャパンに並ぶ過去最低の成績。それが進退に影響するのかという質問には「私は考えていない。技術委員会が分析すると思う」とひとごとのように話し、最後に「続投か」と確認されると、「そうです」と答えた。 だが、複数の大手スポンサーが灰色のアギーレ監督の続投に否定的な意見を伝えており、8強敗退はこの流れを決定付ける。協会内では水面下で後任選定に向け、技術委員会の刷新も含めた話し合いが始まっている。 ただし、受理が確認されても新監督と技術委員会を含めた新体制のめどが立たない限り、解任は保留される可能性が高い。 柴崎の同点弾で采配は的中した。しかし後半20分までに3人の交代枠を使い切り、延長での長友の負傷に対応できなかった。「私は言い訳はしない。運が足りなかったと言いたくない。勝利に値するのはわれわれだった。上を向いて、続けて行きたい」。アギーレ監督は会見で今後の指揮に前向きな発言を続けた。 内容では、依然アジアのトップクラスであることを印象づける4試合だった。だが、19年ぶり8強敗退という結果は、アギーレ監督と日本サッカー協会へ厳しい現実を突きつけることになる。 PR情報
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