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硫黄島で遺族が参列し戦没者追悼式
1月24日 5時52分

硫黄島で遺族が参列し戦没者追悼式
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太平洋戦争末期に小笠原諸島の硫黄島で繰り広げられたアメリカ軍との激しい戦闘から来月で70年になるのを前に、23日、現地で戦没者の遺族が参列して追悼式が行われ、平和への祈りをささげました。

小笠原諸島の硫黄島では、太平洋戦争末期の昭和20年2月から3月にかけて、日本軍とアメリカ軍の間で激しい戦闘が行われ、日本側でおよそ2万1900人、アメリカ側でおよそ6800人が犠牲になりました。
東京都は毎年、現地で追悼式を行っていて、ことしは激戦から70年になるのを前に、23日、式典が行われ、戦没者の遺族およそ30人が参列しました。
式典では、祖父が戦死した東京・墨田区の増澤伸介さん(49)が遺族を代表して「悲惨な戦争は決して繰り返してはならない。教訓を次の世代へと伝え、平和を守らなければならないという強い気持ちです」と追悼のことばを述べました。
このあと、遺族や関係者が、すり鉢山や地下ごうの跡など激戦の跡地を巡り、花を手向けました。
硫黄島で父親が戦死し、今回の参列者で最高齢の東京・世田谷区の志村俊子さん(82)は初めて娘と一緒に参列し「父親の孫の世代である娘も、ここに来た気持ちを忘れず、今の平和が続くように行動していってほしい」と話していました。

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