清野有希子、岡本進
2015年1月24日03時00分
県教育委員会は23日、2015年度の県立高校1期選抜と連携型選抜の志願状況を発表した。広野町に4月に開校する中高一貫校のふたば未来学園については、復興の担い手を育てる設立趣旨から、120人だった募集定員を志願者数と同じ152人に増やす異例の措置をとった。
県教委によると、20年以上前に第2次ベビーブーム世代が高校に入ったころには一部学校の定員を増やした時期はあったが、現行の選抜制度になってから志願状況に応じて個別の学校で増員した例はないという。
県教委は、同校の開学に合わせてサテライト5校を募集停止にした経緯もあり「地域の期待が高い」と判断。1期と連携型の比率を柔軟に対応することで、全員を受け入れる態勢を整えた。高校教育課の大沼博文課長は「双葉郡の復興を願う子どもたちの思いをすべて受けとめたい」と語る。
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