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【朝鮮半島ウオッチ】
韓国で進む慰安婦像「倍増計画」 背後に左派・北シンパの影
韓国で「平和の少女像」と呼ばれる慰安婦像の建立運動が韓国全土に広がっている。左派市民団体が連携して像の建立計画を進めており、今年を「日韓国交50年」の祝賀ではなく、日本統治からの独立「光復70年」として植民地時代の被害を忘れない年にしようというわけだ。朴槿恵大統領は年初の会見で、日本は慰安婦問題の解決策を提示するべきで、その内容は「韓国国民の視点に合わなければ意味がない」と注文を付けた。日韓関係が好転する材料は全く見当たらない。そして韓国の反日の背景に北朝鮮シンパの影が濃くなってきた。(久保田るり子)
韓国国内で慰安婦像の建立がとまらない
在ソウル日本大使館前の元慰安婦らによる「水曜デモ」一千回を記念して、約3年前に建てられた慰安婦像は現在、韓国6カ所(ソウル、高陽、水原、華城、城南、巨済)にある。この倍増計画が左派市民団体で本格化している。今夏の「光復節」までに像の建立を目指し、世宗、大田、蔚山、光州、富川、昌原)の地方都市6カ所での建立運動だ。
韓国紙などによると、中心になっているのは韓国中部の世宗市の市民団体で、今年年初に「世宗平和の少女像建立市民推進委員会」を組織すると発表。3月に慰安婦問題解決と朝鮮半島統一を祈念する文化祭を開き、8月に慰安婦像の除幕式を予定しているという。ほかの都市も同様で、大田市はすでに寄付金が集まっており、同市も支援を決定したため「3・1節」(日本からの独立運動記念日)に他市に先駆け像の除幕式を開催の見込みだ。
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