2016年卒学生の8割超が志望業界を決定、1位は「銀行」
同調査は、2016年3月卒業予定の全国の大学3年生(理系は大学院修士課程1年生を含む)を対象に、就職活動本番を2か月後に控えた1月1日時点の学生就職意識と就職活動の状況を尋ねた。回答数は1,460人、調査期間は1月1日~1月7日。
就職先企業を選ぶ際に重視する点は、1位「将来性がある」47.9%、2位「給与・待遇がよい」37.3%、3位「職場の雰囲気が良い」36.3%、4位「福利厚生が充実している」36.1%。上位4項目は、前年同期調査と比べて増加した。一方、前年同期調査で2位の「仕事内容が魅力的」は34.8%から26.6%へと8.2ポイント減り、「社会貢献度が高い」は29.5%から22.5%へと7.0ポイント減少した。
1月1日時点で就職活動の準備を始めた学生は98.8%。準備の内容は、「学内のガイダンスに参加」が77.0%でもっとも多く、「自己分析」74.2%、「業界研究・企業研究」71.1%、「企業のインターンシップに参加」60.3%が続いた。
志望業界の決定状況は、「なんとなく決まっている」が55.9%でもっとも多く、「明確に決まっている」24.2%、「決まっていない」19.9%が続いた。前回の11月調査と比べ、「明確に決まっている」学生は5.8ポイント増加し、就職活動の準備が徐々に進んでいる様子がうかがえる。
志望業界を40業界から5つまで選んでもらったところ、1位「銀行」21.1%、2位「水産・食品」20.9%、3位「医薬品・医療関連・化粧品」19.7%、4位「素材・化学」18.7%、5位「官公庁・団体」16.8%。文理・男女別にみると、1位は文系男子が「銀行」、文系女子が「マスコミ」、理系男子が「電子・電機」、理系女子が「医薬品・医療関連・化粧品」となった。
SNSの利用状況について、もっとも利用度が高いのは「LINE(ライン)」91.6%、次いで「Facebook(フェイスブック)」67.7%、「Twitter(ツイッター)」67.2%、「Youtube(ユーチューブ)」50.7%、「ニコニコ動画」22.6%。上位3項目はいずれも女子の利用率が高く、男子は動画配信サービスの「ニコニコ動画」の利用率が高かった。
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