トップページ国際ニュース一覧国連 人権問題解決へ北朝鮮にさらに圧力を
ニュース詳細

国連 人権問題解決へ北朝鮮にさらに圧力を
1月24日 0時14分

北朝鮮の人権状況を調査する国連の代表者が23日、都内で会見し、国際社会からの批判の高まりを前に、北朝鮮側の姿勢に変化が見られると指摘し、人権問題の解決に向けてさらに圧力を強める必要性を訴えました。

北朝鮮の人権状況を調査している国連のダルスマン特別報告者は、日本の拉致被害者の家族への聞き取りなどを行うために来日し、23日、都内で会見を開きました。国連では、先月、北朝鮮の人権侵害が国際法上の「人道に対する罪」に当たるとして、国際刑事裁判所への付託を求める決議が総会で採択されたほか、安保理でも初めての公式会合が開かれました。
ダルスマン氏はこうしたなかで、北朝鮮の国連代表団が初めて特別代表との会談に応じたことを説明し「国際社会が最高指導者の犯罪責任を問おうとしていることで、北朝鮮としては何らかの対処をしなければならないと思ったようだ」と述べて、北朝鮮側の姿勢に変化が見られると指摘しました。
そのうえで、ダルスマン氏は、国連がことし、ソウルに設立する北朝鮮の人権問題を調査する新たな機関を活用して、実態をさらに詳しく調べる考えを示しました。
そして、「北朝鮮を孤立した状況から引き出し、国際社会との議論に参加させるようにしていきたい」と述べて、各国政府と協力し、さらなる圧力をかける必要性を訴えました。

関連ニュース

k10014930911000.html

関連ニュース[自動検索]

このページの先頭へ