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歌手の故三橋美智也さん記念碑、寄付好調 新函館北斗駅前に計画

(01/23 16:00)

記念碑のデザインを紹介する山下勇吉支部長

記念碑のデザインを紹介する山下勇吉支部長

 【北斗】旧上磯町出身の歌手三橋美智也さん(1930〜96年)のファンでつくる「みちや会道南支部」が、北斗市内の新函館北斗駅前で計画を進める三橋さん記念碑建立への寄付が好調だ。募集開始から半年間で全国から約220件、総額425万円を超え、予定する事業費600万円の7割に達した。同支部は、2016年3月の北海道新幹線開業日に「記念碑の除幕をしたい」と準備を進めている。

 三橋さんは紅白歌合戦に14回出場。「古城」などのヒット曲で知られる。同支部は2013年に発足し、「三橋さんの出身地の上磯、北斗を新幹線開業を機にPRしよう」と記念碑の計画を進めてきた。

 記念碑には「三橋美智也生誕の地」と彫った御影石をはめ込み、三橋さんのヒット曲などを刻んで生前の功績を紹介する。碑の石材には、上磯にある国内有数のセメント工場を支えてきた峩朗(がろう)鉱山の石灰岩を使うことも固まった。建立場所は、同駅前に市が造成する公園内を予定しており現在、市と最終調整中。碑の制作は5月にも取りかかる見通し。

 建立のための費用は、昨年7月に寄付を募り始めた。10月には全国各地のファンでつくる全国みちや会(本部・青森市)の賛同も得られ、首都圏からの寄付が急増。千葉県内の女性ファンからは、30万円が寄せられたという。

 同支部の山下勇吉支部長(73)は「1億枚以上のレコードを売り上げた三橋さんが歌謡界に残した功績をたたえたい。新幹線開業は三橋さんが亡くなって20年の節目の年。開業日に除幕できれば」と張り切っている。寄付は1口3千円から。問い合わせは山下支部長(電)0138・73・6755へ。(本庄彩芳)

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