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【衝撃事件の核心】
これが「父親」のやることか 暴行、女性下着で撮影いじめ…「24時間以内に死んでくれ」密室の虐待
快晴の夏の朝、西東京市で、中学2年の男子生徒(14)が自ら命を絶った。警視庁は先月29日、3カ月に及ぶ捜査により、自殺教唆の疑いで、血のつながりのない父親、村山彰容疑者(41)の再逮捕にこぎ着けた。今月9日付で勾留延長も決定したが、我慢強く明るかったという生徒は、果たしてどんな思いでその朝を迎えたのだろうか。「密室での虐待」の実態が明らかになってきた。
「殺人に等しい」
「殺人に等しいと思っている」。捜査幹部は声に力を込めた。その言葉通り、捜査1課は、殺人事件を担当する係を投入して、この事件の証拠を積み上げてきた。警視庁は、長男の由衣翔(ゆいと)君が自殺した7月30日、「前日に暴行していた」として、傷害容疑で村山容疑者を逮捕した。
当初の調べに「『24時間以内に首でもつって死んでくれ』と言った」と供述。だが、「分別ある中学生が、その言葉だけで自殺したと判断するのは難しい」(別の幹部)と、立件例が少ない自殺教唆罪の適用は困難との見方もあった。
そのため捜査1課は、長期間にわたる精神的、肉体的虐待が前提となって追い込まれ、「24時間以内に~」の言葉が最後の引き金となった、という構図で再逮捕に踏み切った。
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