The Economist

アフリカにおける中国の存在感:大勢の中の1人

2015.01.22(木)  The Economist

(英エコノミスト誌 2015年1月17日号)

中国はアフリカで大きくなった。今度は反発を食らう番だ。

アフリカ各地で、ラジオのリスナー参加番組が、金持ちの中国人男性に配偶者やパートナーを奪われたことを嘆くアフリカ人――大抵は男性――の話で持ち切りになっている。

 「あいつはピグミーみたいに背が低くて不細工に見えるけど、カネがあるんだろう」。最近ケニアのラジオ番組に電話をかけてきた、ある失恋した男性はこう愚痴をこぼしていた。

 それが事実であれ、空想の産物であれ、こうした話は、アフリカの中国人ビジネスマンの経済力と思われているもの、そして彼らに対して高まる反発について多くを語っている。

政府間関係の蜜月は続くが・・・

 中国はアフリカにとって断トツに大きい貿易相手国になり、年間1600億ドル相当の物資を売買している。過去10年間で100万人以上の中国人――大半が肉体労働者と商人――がアフリカ大陸に移り住んだ。政府間の相思相愛状態は今も続いており、ますます多くのアフリカの道路や鉱山が中国企業によって建設、開発されている。

 だが、アフリカが中国化する――あるいは、ある米国の書籍の題名を借りれば「中国の第2の大陸」になる――という話は大げさだ。

 中国が近年後押ししてきたアフリカの好景気は、他の多くの投資家を引きつけている。欧米以外の投資家は特に熾烈な競争を繰り広げている。アフリカ諸国とインドの貿易は、今年1000億ドルに達する見込みだ。インドとの貿易は対中貿易よりも速いペースで拡大しており、対米貿易を追い越す可能性が高い。

 ブラジルとトルコは、多くの欧州諸国に取って代わっている。ただし、アフリカへの投資という点では、中国は英国、米国、イタリアに後れを取っている(図参照)。

*1=米ニューヨーク・タイムズ紙の元特派員、ハワード・フレンチ氏の著書『China's Second Continent: How a Million Migrants Are Building a New Empire in Africa

 中国人ビジネスマンがこの競争に動じていないように見…
Premium Information

<<<<入場無料 締切迫る!>>>>
【2/6(金)編集長特別対談!】
なぜ、あたなの顧客は"リピート"してくれない?
顧客を"やや満足"でなく"大満足"させる方法とは

「The Economist」の定期購読はコチラからお申し込みください。
JBpress特典として、最新号がプレゼントされます。
楽天SocialNewsに投稿!
このエントリーをはてなブックマークに追加

バックナンバー

Comment

アクセスランキング
プライバシーマーク

当社は、2010年1月に日本情報経済社会推進協会(JIPDEC)より、個人情報について適切な取り扱いがおこなわれている企業に与えられる「プライバシーマーク」を取得いたしました。

Back To Top