八百板一平
2015年1月22日01時04分
古代銭を入れたうえで、地中に十字形に並べて埋めた五つの甕(かめ、平安時代前期)が滋賀県栗東市の手原(てはら)遺跡で見つかった。市教育委員会が21日発表した。地鎮供養のためとみられるが、同様の遺構は類例がなく密教の影響があるとする見方もある。
方形(約70センチ四方、深さ約28センチ)の穴の四隅に土師器(はじき)の杯(つき、口径約13センチ、高さ約3センチ)を置き、中心部に五つの小型の甕(口径約14センチ、高さ約12センチ)を十字形に並べていた。十字は東西南北にほぼ沿っていた。甕には皇朝十二銭のひとつ、「富寿神宝(ふじゅしんぽう)」(818年発行)を5枚ずつ入れて杯でふたをし、甕の一つには桃の種1個も入っていた。
周囲には「和同開珎(わどうかいちん)」「神功開宝(じんぐうかいほう)」などの古代銭を入れた杯なども埋められていた。土器の年代などから地鎮祭祀(さいし)が数十年にわたって続いていたことがわかるという。
※Twitterのサービスが混み合っている時など、ツイートが表示されない場合もあります。
PR比べてお得!