同棲するための賃貸を探していたのだけれど、相方が『相場より2万ほど安いのに間取りを見てもその安さがわからない謎の物件』の情報を持ってきた。私は「これ、自殺とかあった部屋なんじゃないの」と話したのだけれどポジティブな相方は「もしかしたら掘り出し物かもしれない」と言った(自分ではよく運がいいと口にしている)。少し心配たっだけどそれ以外にも何件か物件をみせてもらえばいいという話になった。電話で問い合わせをしたところ「ご案内できます」と言われたので、その物件を取り扱っているアエ○○へ行った。
件の物件の話を昨日聞いてきた。担当の方から「以前住んでいた人間がお亡くなりに……」と言われた。もうその時点で選択肢から外れたのだけれど更に「長時間放置されていたので匂いが酷い。直前に住んでいた人間も耐え切れずすぐに引っ越しをした」「今はいいが暖かくなるとウジがわく」と畳み掛けられ絶句。二人とも絶対嫌だということで別の物件を紹介してもらい契約した。
相方は「結果的にいい物件に会えた」と満足そうだが、私はどうにも不動産に対応が腑に落ちず素直に喜べなかった。他の物件の紹介してもらっているとき、電話で件の物件について問い合わせを受けていたのが少し耳に入ったので、そこそこ集客に貢献していると思う。『電話で聞いたときは何も言わなかったのに、店でこれでもかと話すというやり方が気に入らない』なんて理由で相方にキャンセルしようと話をするわけにもいかない。なんだかなあ。とりあえず、こういう例もあるので安い物件には気を付けた方がいいのではないかと思います。と、公共の利益になりそうな理由でこれを書きましたと付け加え話を終える。