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高2少女を医療少年院送致 家裁、南幌の祖母と母殺害で虐待理由に

(01/21 12:56、01/21 14:56 更新)

 空知管内南幌町の自宅で2014年10月、祖母と母親を殺害したとして、殺人の非行内容で家裁送致された高校2年の少女(17)の第2回少年審判が21日、札幌家裁であった。栗原壮太裁判長は「祖母や母親から虐待を受けていた事実があり、非行に至る経緯と動機に影響した」と認定。「治療と矯正教育を施す必要がある」として、家裁から検察官送致(逆送)して刑事裁判を受けさせる手続きではなく、医療少年院送致とする保護処分を決定した。

 決定などによると、少女は14年10月1日午前0時半ごろ、自宅で寝ていた祖母(71)と母親(47)の首などを包丁で複数回突き刺し、2人を殺害した。

 決定理由で栗原裁判長は、事件当時の責任能力を認めた上で、動機や経緯に虐待を受けていた事実があったとして、「少女の精神状態やこれまでの生活状況などの事情を考慮すると、刑事処分に付するのは相当ではない」と結論付けた。<どうしん電子版に全文掲載>

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