トルコで不明の韓国人 警察「自らシリア国境付近へ」

【ソウル聯合ニュース】トルコに入国した18歳の韓国人男性がシリア国境近くで行方不明になっている問題で、ソウル地方警察庁は21日、男性は拉致されたり強要されたりしたのではなく、自発的にシリア国境付近に移動したとする暫定結論を発表した。シリアに入り、過激派「イスラム国」に加わった可能性もある。

 男性は今月8日にトルコに入国。シリア国境に近いトルコ南部のキリスで10日にホテルを出た後、行方が分からなくなった。

 警察によると、男性は昨年10月、ツイッター(短文投稿サイト)でトルコ現地人が開設したアカウントを利用する「Afriki」と名乗る人物と何度かイスラム国への参加方法などを話していたという。

 この人物は男性に「(トルコの)イスタンブールにいるハサンに連絡しろ」と伝え、電話番号を教えた。また、イスラム国がメンバー募集に利用しているとされるセキュリティーが厳重なソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)「Surespot」で特定の人物を探すようにとも指示した。

 男性がこの1年間、インターネットでトルコやイスラム国に関する情報を500回以上検索し、キリスのホテルまでの旅行スケジュールを自ら計画したことからも、拉致の可能性は低い。

 男性の両親に頼まれ「保護者」としてトルコへ同行した知人(45)さえ、旅行の目的地を知らなかった。両親も、男性がイスラム国の活動に関心を寄せていたことや、旅行目的が「ハサン」に会うためだったことを知らなかったという。

 警察は、男性が9日と10日、2回にわたり現地の特定の番号に電話をかけていたことも突き止めた。この電話番号は「Afriki」が教えた「ハサン」の番号ではなく、Surespotで教えられた番号とみられ、警察はトルコの警察当局と共同で受信者の身元を捜査している。

 警察の関係者は、男性がイスラム国に大きな関心を寄せていたことは確認されたが、実際に加わったかどうかは分かっていないと話している。

<記事、写真、画像の無断転載を禁じます。 Copyright (c) The Chosun Ilbo & Chosunonline.com>
関連ニュース