まったく懲りない連中である。役所の巨額の無駄遣いが明らかになった。会計検査院は7日、官庁や政府出資法人など2013年度の決算検査報告書を安倍首相に提出。指摘された税の無駄遣いは595件、2831億円に上った。
無駄遣いのトップは“常連”の厚労省で、金額は実に約888億円に上る。長期失業者に職業訓練を行う人材育成支援事業では、使う見込みのない基金約752億円が未返納だった。
使途をめぐって以前から問題が指摘されている復興予算関連では、福島原発事故で被害を受けた農家への交付金595億円が未使用で、国庫に返納されていなかった。
6年後の東京五輪関連では、日本オリンピック委員会(JOC)傘下の11団体が、約2億7000万円の国庫補助金について「不当」との指摘を受けた。国からの選手強化費をチョロまかしていたようで、今後も不正の温床になるともいわれている。