京都府京丹後市にある米軍基地の関係者が起こした交通事故件数を、防衛省近畿中部防衛局が、住民らに「過少報告」していたことがわかりました。

京丹後市の経ヶ岬通信所には、弾道ミサイルを探知・追尾する「Ｘバンドレーダー」が配備されていますが、去年５月から年末までの工事期間中、米軍関係者による交通事故が相次ぎました。近畿中部防衛局は先月、米軍と住民らが事故防止を協議する連絡会で、「米軍関係者が起こした交通事故は５件」と報告。しかし、実際には少なくとも８件起きていたことがわかりました。防衛局は、「連絡会発足以前の事故や、報告段階で確認が取れていなかった事故をカウントしなかった。市と府には全て連絡していたが、今後、住民への報告のあり方を検討する」としています。