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SF作家の平井和正さん 死去
1月18日 20時30分

ベストセラーとなった「幻魔大戦シリーズ」や「ウルフガイ・シリーズ」などで知られるSF作家の平井和正さんが、17日夜、急性心不全のため神奈川県内の病院で亡くなりました。
76歳でした。

平井さんは昭和13年に神奈川県横須賀市で生まれ、大学在学中に作品がコンテストで入賞したのをきっかけに作家としてデビューしました。
原作を担当した漫画「8マン」はその後、テレビアニメ化されて大ヒットしたほか、「狼の紋章」など「ウルフガイ・シリーズ」は、若い世代の人気を集めました。
中でも、石ノ森章太郎さんと共作した漫画「幻魔大戦」は、その後に小説も手がけるなど平井さんのライフワークとなり、シリーズで合わせて2000万部を超えるベストセラーになったほか、昭和58年には漫画家の大友克洋さんがキャラクターデザインを担当したアニメ映画も上映されるなど、人気作家として活躍しました。
超能力者や奇怪な生物などが登場する平井さんの劇画的な作品は、後の世代の日本のSF作家にも影響を与えました。
平井さんの長女によりますと、平井さんは去年夏ごろから体調を崩し、入退院を繰り返していましたが、17日夜、急性心不全のため神奈川県鎌倉市内の病院で亡くなったということです。

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