本尊十一面観世音菩薩立像
木造 像高1,018.0cm
重要文化財 室町時代 本堂
長谷寺のご本尊さまは、右手に錫杖、左手に水瓶を持って方形の大盤石という台座に立つ、いわゆる長谷寺式十一面観世音菩薩です。
開山徳道上人が造立して以来、度重なる火災により再造を繰り返してきました。
現在の御尊像は、室町時代の天文七年(1538)に大仏師運宗らによって造立されました。
像高三丈三尺六寸(1018.0cm)。我が国で最も大きな木造の仏さまで、その堂々としたお姿には全国に広がる長谷信仰の根本仏像としての威厳を十分に伺わせます。