ぶっ飛んでいた方がおもしろい

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意外に知られていないが、最低限知っておきたい!妊娠出産予定の男女に役立つ、事前に受診すべき検査とその費用、自治体の給付制度、医療保険に関して(妊娠事前編)#高齢出産 #不妊治療 #卵巣年齢検査 #精液検査(不妊理由の半分は男性にある) #まとめ

妊娠出産に関することって案外知らない。ほとんどの人が当事者になるはずなのに。ということで、意外に知らないけど、自分なら知っておきたいと思う情報を散々調べてみた。男性にもぜひ読んでほしい。検診や費用、給付制度、医療保険など。きっかけは先日の記事。一週間前までは8年後の34歳で結婚、35歳で妊娠出産で考えていたのに、人生なにがあるかわからないね。


結婚、妊娠、出産について考えてみた。1番大事なのは覚悟と自分事化。いつか子供がほしいと考えている男女全員に読んで欲しい作品。#コウノドリ #マンガ - ぶっ飛んでいた方がおもしろい

各項目

  • 不妊症(+不妊の原因)
  • 精液検査(男性)
  • 予防接種(両方)
  • 卵巣年齢検査(女性)
  • その他、妊娠出産前後に関わらず、受けてほしい検査(高齢出産の方は要注意)
  • 妊娠〜出産の費用
  • 自治体助成の支給制度及び支給金額
  • 健康保険適用外の検診や治療
  • 加入すべき医療保険の内容

不妊症について

  • 日本では、7組に1組の割合で不妊症に悩んでいる
  • 日本では、「妊娠を希望している夫婦が2年以上避妊を行わずに一般的な夫婦生活を送っていても子どもができない状態」と定義
  • 第二子不妊(二人目を望んでも妊娠しない場合)

不妊の原因

  • 原因の割合(意外にも男性の理由が半分を占める
  • 不妊原因の割合は以下
  • 男性も大いに原因になりうる事実を受け止め、受診すべきである
  • 男女がそれぞれで検査することに加え、パートナーが互いの免疫機能や酵素の適合性を確認する必要もある

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  • 過去の疾患が影響している場合もある
    • 男性のおたふくかぜ(高熱が続く疾患であれば、同様に造成機能に異常が現れる可能性あり)
    • 虫垂炎や腹膜炎、肺結核等の疾患も二次的な不妊原因となっている場合あり 

男性の不妊症診断(精液検査) 

  • 何が判明するか?
    • 精液中の精子の数や質を検査することにより妊娠の不可を確認
    • 重要なのは、精液の中にいる精子の数や質(喫煙や睡眠不足、食事のバランスなどの生活習慣に大きく左右される)
    • 射精ができるから大丈夫という認識は誤り
  •  内容は? 体験者の記事を参考に。
  • 体験者が語るメリットは
    • お金と時間の無駄を大幅に減らすことができる
    • 状態に合わせた治療方法を見つけやすい
    • 男女両方が治療をすることで妊娠率が上がる
  • 費用は? 約2,000円

男女両方に受けてほしい予防接種風疹) 

  • 対象者は? 男女!特に36歳以上の男性!理由はこちら
  • 意事項は? 予防接種後の約1〜2ヶ月は避妊期間
  • 費用は? 8,000円前後

女性の不妊症診断(卵巣年齢検査(AMH検査))タイムリミットが判明!

その他、女性が妊娠出産前後に関わらず受けてほしい検査(高齢出産の方は要注意)

まずはじめに、意外と知らない事実の共有を。体験者の記事も併せて。

  • 子宮頸がん検診
    • 対象者は? 満20歳以上が対象(20代前半で発病した事例あり)
    • 頻度は? 自治体の補助は通常2年に1度だが、毎年の検診がお勧め
    • 費用は? 2,000円〜6,000円
  • 乳がん検診(マンモグラフィー検診も併せて)
    • 対象者は? 乳腺が発育し初潮を迎えた人(日本の最年少は16歳、海外では11歳で発病した事例あり)
    • 頻度は? 40歳以上は年2回(厚生労働省の指針)セルフチェックも並行で。
    • 費用は? 5,000円〜10,000円
  • 内科的な健康診断
  • ブライダルチェック 
  • 婦人科以外の治療
    • 心臓の病気(心疾患の程度により妊娠出産が可能か判断
    • 腎臓の障害(胎児の発達遅延、流産、早産、胎児死亡の可能性あり。加えて、妊娠高血圧症候群になる確率も高い。が、食事療法などで対策可能)
    • 糖尿病(羊水過多や早産、胎児死亡が起こりやすくなる。生後、赤ちゃんに低血糖や呼吸障害が見られる場合あり。また、軽症の場合には巨大児になりやすく、重症の場合には未熟児になりやすい傾向あり。食事療法や入院管理で対策可能)
    • 甲状腺の異常(流早産や妊娠高血圧症候群が起こりやすい。甲状腺剤を多量に使用した場合、胎児の発育不全や胎児死亡が起こる可能性あり。娠前から妊娠中は頻繁に甲状腺ホルモンを測定し対策する
    • 高血圧、低血圧(高血圧の持病がある妊婦は妊娠高血圧症候群になりやすく、早産や死産、未熟児出産のリスクが高まる。重症の場合、妊娠継続が難しい場合もある)
    • アレルギー(妊娠中は体調が不安定なため、いつもよりアレルギーの症状が出やすくなる場合がある。親のアレルギー体質は子どもに遺伝しやすいが、100%ではない
    • ぜんそく(治療を行っても胎児に影響することはないが、体力を消耗しやすいためなるべく気を付ける)
    • 椎間板ヘルニア(妊娠の後半になっておなかがせり出してくると、ヘルニアの症状が悪化しやすくなるため、コルセットの使用などで腰痛を防ぐことが大切)
    • てんかん(妊娠初期からてんかんの治療薬を服用している場合、胎児の奇形を引き起こす可能性がある。妊娠前から主治医とよく相談する)
    • B型肝炎C型肝炎胎盤を通じて、また出産時に産道を通じて赤ちゃんに感染しやすい感染症。産後はすぐに赤ちゃんの血液検査を受け、また定期健診を受けながら感染予防の注射をしてフォローしていく)
    • 心の病気(最近増加。精神科の主治医とよく相談した上で妊娠できる時期を決める必要がある)

妊娠から出産までの費用はどれくらい?

  • 分娩、入院費の平均額は473,626円
  • 妊婦健診費用のみで82,840円(妊婦健診券なしだと148,060円)
  • クワトロテストとインフルエンザ予防接種を加えると108,565円
  • 帝王切開は約90,000円(健康保険や高額療養費制度を利用)

自治体が助成している支給制度及び給付金額について(以下一部)

  • どんな制度? 妊婦健診を受診した人に対し、健診の費用を助成する制度 
  • 内容は? 国の原則では、14回無料(自治体で異なる)
  • 特定不妊治療費助成制度
  • んな制度? 不妊検査や不妊治療の一部が助成される制度
  • 対象は? 体外受精および顕微受精
  • 給付金額は? 国の原則では、1回15万円×2回/年×通算5年以上(自治体で異なる)
  • どんな制度? 妊娠高血圧症候群(旧妊娠中毒症)などの治療で入院を必要とする人に対し、入院治療に要した医療費の一部を助成する制度
  • 対象は? 妊娠高血圧症候群のほか、糖尿病、貧血、産科出血、心疾患およびその続発症
  • その他の情報は? 所得制限や入院日数制限あり

健康保険適用外の検診や治療とは

  • 妊娠検診(毎月1〜4回)
  • 分娩・入院費用
  • 高度不妊治療(不妊治療の中でも体外受精、顕微授精など。数十万円/回、数百万円/数回

加入すべき医療保険の内容とは(最低限、医療保険と死亡保障を)

  • 妊娠中はほとんどの医療保険に入れなくなる、もしくは加入の条件が制限される
  • 出産を予定している場合、婚約と同時に医療保険に入るのが良い
  • 少なくとも自分自身のお葬式代程度の「死亡保障」も検討しよう
  • 不妊治療にかかる手術や入院の費用も、医療保険では基本的にカバー不可
  • 「女性疾病特約」を付けるか、特約を付けずに入院給付金を高めにする、あるいはもう1本別にがん保険に入るといった方法(心配症な方への助言)
  • 入院日額は5000~1万円、手術給付金は月々の保険料に無理がでない程度でよいかと(個室の場合にかかるベッド代の平均は5829円/日、食材代は約260円/食)
  • 夫の保険も見直しを
    • 会社員の夫+専業主婦+乳児1人の家庭では、2,000万円~3,000万円ほど支給される死亡保障に入っておくのが平均的
    • 結婚前に保険に加入している場合、受取人の変更も忘れずに 

参考文献

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次回以降に、妊娠中の症状、海外の不妊治療、障害者の遺伝について記載しようかなと。赤ちゃんの笑顔って癒やされるね。ちゃんちゃん。