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19 Jan 2015 10:41

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乃木坂46、11thシングルで西野七瀬がセンターに返り咲き「大事なシングルなのに、なんで私が…」

リアルサウンド 1月19日(月)11時14分配信

乃木坂46、11thシングルで西野七瀬がセンターに返り咲き「大事なシングルなのに、なんで私が…」
乃木坂46『透明な色(Type-A)』(ソニー・ミュージックレコーズ)

 『乃木坂って、どこ?』(テレビ東京)の1月19日分にて、乃木坂46の11thシングル選抜メンバーが発表された。

 今回のシングル選抜では10thシングルに引き続き、フロントメンバーに与えられる称号は“十福神”のまま。しかし、冒頭でこれまで16人もしくは17人だった選抜人数が、今回は18人に増員すると発表され、前作のアンダーメンバー・研究生から昇格する人数が増えることに。続いて、今回の発表を読み上げる高橋大輔アナウンサーから、選抜発表順が、3列目→2列目→1列目と後ろから前に行く従来の方式ではなく、2列目→1列目→3列目という順番でコールされることが明かされた。これにより「3列目にサプライズがある」と予測したメンバーの顔に緊張が走った。

 まず2列目のメンバーとして名前を呼ばれたのは、左から若月佑美、秋元真夏、生駒里奈、桜井玲香、深川麻衣。10th選抜で十福神から落ち、今回で復活を果たした若月は「前回の発表で何かが足りないと泣いてしまって。そこからファンの方と握手会で話して『こういうところを直した方がいいよ』と相談した。この位置から上げていきたい」と、前作での屈辱から這い上がってきたことを明かした。生駒は「11枚目で今までと同じことをやっても面白くない。そのなかでもここに立たせて頂けたから、もっと前を目指していかなければと思った」と、グループを支えながら、自身も前を目指していく決意を述べた。

 1列目で最初に名前を呼ばれたのは、前作でセンターを務めた生田絵梨花。生田は「初めてセンターをやって気付くことが多くて。もっと伸び伸び活動できたらいい」と語ると、続いてコールされた松井玲奈は「もっと頑張らないと乃木坂46のためにならない」と、2015年はさらにグループへ貢献するという思いを述べた。今回センター脇を固めるポジションとして名前を呼ばれたのは、白石麻衣と橋本奈々未。前作でセンター脇から外れていた橋本は「2014年は何もできなかった。(病気により)ライブに出れなかったりとか色々あったけど、『切り替えてできるように』という期待で(この位置に)置いてもらったと思うので頑張りたい」と心機一転することを語った。

 そして、緊張が高まるなか、センターとして名前を呼ばれたのは西野七瀬。西野は、8thと9thで連作センターを務め、メディア露出も増加、今や“乃木坂46の顔”としての役目も果たしつつあるなかでの返り咲きとなった。しかし、名前を呼ばれた西野は、初抜擢の時と同じ陰鬱な表情でバナナマンのもとへと向かい「大事なシングルなのに、なんで…」と、自身がセンターを務めることに対する自信の無さから大泣き。これにはバナナマンの2人も「センター経験者でしょうよ!(笑)」と笑いながら慰め、涙が止まった西野は「プレッシャーがあるんですけど、しっかり逃げずに頑張りたいです。ファンの皆さんとスタッフさんとメンバーから信頼してもらえるように頑張ります」とセンターとしての決意を口にした。

 最後に、3列目として名前を呼ばれたのは、左から松村沙友理、相楽伊織、伊藤万理華、齋藤飛鳥、堀未央奈、星野みなみ、衛藤美彩、高山一実の8人。MCのバナナマン・設楽統は松村に対し「正直色々あったから、今回は入らないと思った」と声をかけると、松村は「ステージに立つのも、人前に出るのも怖くなって。『なんでアイツが入るんだ』ってみなさん思うだろう」と、2014年末のスキャンダル報道のダメージから未だ抜け出せずにステージに立ち続けていることを明かした。松村は続けて「応援してくれる方もいて、『笑ってるさゆりんが見たい』ってみなさん言ってくださって。それが私の支えだから頑張らないといけない」と、辛い時も支えてくれたファンに恩返しを誓い、設楽から「昔のバカみたいなことを言っている松村が戻ってこないと寂しい」、バナナマン・日村勇紀から「もう十分痛い目受けたしいいでしょ。誰も松村がいてイヤだなんて思わないよ」と励まされた。

 また、今回が選抜初抜擢であり、同時に研究生から正規メンバーへと昇格を果たした相楽は「お披露目もしたばかりで、経験とかもないし…。不安です」と、事態を飲みこめていないことを語ると、前作に続き3列目となった堀は、目に涙を浮かべながら「3列目に居させていただけることはありがたいですけど、いつか少しずつでも上に行けたらいい」と、センターを経験したことで、後列にいるのが悔しくなっている気持ちを明かした。

 そして、アンダーライブでは中心メンバーとなって活躍した齋藤と伊藤は、ともに7th以来4作ぶりの選抜入り。齋藤は「選抜発表は『入らない』と思って、自分の中で緊張するものじゃなくなってしまっていて。私の性格があまり良くないので、素直にここで嬉しいって言えないのが今の自分のダメなところ」と、アンダーメンバーとして活躍を見せるのと同時に、固定メンバーが多く、大幅な入れ替えがない選抜という場所が遠い存在になっていたことを語った。続けて伊藤は「乃木坂46のアンダーメンバーをもっと大きくしようと思って、自分なりに努力をしてきた。選ばれたからには、そのアンダーライブで磨いたものも、ライブなどで見せれるように一生懸命頑張りたい」と、選抜よりも多くのライブを重ねて磨き上げたパフォーマンスでグループに良い影響を与えていくことを誓い、番組が終了した。

 様々なメンバーが喜怒哀楽をあらわした今回。2015年初のリリースに向けて編成されたメンバーたちは、どのような活躍を見せるのだろうか。

向原康太

最終更新:1月19日(月)11時14分

リアルサウンド