こんにちは。ぐるなび お店のこだわり編集部です。毎回お店のこだわりにスポットを当て、様々な角度からの魅力とともに、話題のお店をご紹介していく「ココで食べたい!話題の○○にこだわるお店」。今回は夏だけでなく、冬も根強い人気の「辛い料理」を切り口に「こだわっている」お店をご紹介していきます。
その1:多彩なバリエーションが話題!火鍋にこだわるお店
未(ひつじ)年で「ラム肉」脚光を浴びている影響か、火鍋にこだわるお店が増えています。
火鍋は中国を代表する鍋料理で、2つに仕切った鍋に、豚骨、鶏などからとった白湯スープと唐辛子や花椒などの香辛料を入れた赤く辛い麻辣(マーラー)スープを入れ、ラム肉・野菜などの材料を煮て食べるのがスタンダードなスタイル。
しかし最近ではゴマ油がたっぷり入った台湾の石頭火鍋や、和風だしを使った和風火鍋など様々なバリエーションの火鍋が増えています。
中でも激辛好き女性たちの間でたびたび話題に上がるのが、東京恵比寿の中国料理店「中村 玄」。こちらのお店がこだわる火鍋は麻辣香鍋(マーラーシャングォ)。これなんと汁なしの鍋なんです。鍋、というより蒸し料理のような感じですね。
更に驚くべきは大量の唐辛子。食べたが最後、舌がヒリヒリとしびれるものの、クセになる辛さと奥深い味わいにハマる人が続出しているそう(辛さは選べます)。
お店によると「旬菜20種以上とお肉・海鮮をたっぷりの朝天唐辛子とオリジナルの火鍋醤で炒めた汁なし鍋は旬菜の薬膳と唐辛子のカプサイシンで健康的なお肌に導きます」とのことなので、女性に人気なのも納得です。
他にも唐辛子をたっぷり使ったお料理があるので、激辛三昧の女子会なら迷わず「中村 玄」でキマリでしょう。
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そしてもうひとつの変り種火鍋は東京の重慶府 新橋店が提供する四川火鍋の「緑鍋」。
目にも鮮やかな青唐辛子とフレッシュ山椒のピリッとした辛さが特徴の緑鍋は、かなり辛いのか!?と思いきや、お店によると「青唐辛子は加熱する事で辛さがやわらぎ、甘味が出てくるため、赤い火鍋よりソフトな口当たり」とのこと。植物性の油しか使用していないのと、唐辛子の発汗効果で脂肪が気になる方にもオススメです。
すっかりメジャーになった感のある火鍋ですが、たまにはこういった変化球にもチャレンジしてみてはいかがでしょうか?
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その2:激辛で町おこし!? 世界最強の激辛唐辛子にこだわるお店
関西で激辛といえば、激辛グルメで町おこしを図った「京都向日市激辛商店街」をご存知でしょうか?
食での地域活性化を目指し、町の有志たちが市域の飲食店を集めて作った団体で、インパクトのある「激辛」をテーマにメニューを開発、精力的な宣伝活動やイベント開催により徐々に人気が広がり、全国各地からマニアが集まる激辛の聖地となりました。
激辛商店街のお店のひとつ、創作鉄板焼 久蔵 は、なんとハバネロの10倍以上の辛さといわれる激辛唐辛子「ブートジョロキア」を使った「世界一辛い激辛焼そば」・「辛くてうまい!べた焼」・「激辛豚キムチ」がおすすめメニューで、辛さにこだわる人たちをすっかりとりこにしています。
また同じく激辛商店街の中国料理店 麒麟園は「辛くて旨い料理」を決めるイベント、KARA-1グランプリの第1回で日本一を獲得した「激辛担々麺」が一押しメニュー。
麺にハバネロを練り込み、4種類の唐辛子と黄金一味を入れ、最後にここでもブートジョロキアを入れ、想像を絶する辛さに仕上げているとか(辛さは調整できます)。
ちなみにブートジョロキアはバングラディシュ原産ですが、向日市内でも栽培されており、生のものでも購入可能とのこと。しかし、そのままではとても食べられるものではなく、素手で触ると手がしびれてしまうほど、殆ど凶器の唐辛子(実際に防虫や害獣除けとしても利用するそう)・・・ということなので、きちんと調理したものを食べることをおすすめします。
地域活性化を実現させた世界最強の激辛唐辛子、怖いもの見たさではありますが是非とも体験してみたいものです。
その3:根強い人気!アジアンカレーにこだわるお店
辛い料理と言えば、日本人の国民食とも言われるカレーですが、ここではいわゆる欧風カレーのような定番ではないけれども、辛くて美味しいアジア発のカレーをご紹介します。
ひとつは東京日本橋の紅花 別館のスリランカ風カレー(ココットカレー)です。
ここは鉄板焼きのお店ですが、スリランカ人のキッチンスタッフが賄いで作ったカレーがあまりに辛く、旨かったため、お店の正式メニューに昇格、ランチで大人気となり、看板メニューとして知られるようになりました。
ひと口目で襲ってくる辛さとその後の清涼感に驚き、どんどん食べすすめるとすっかりやみつきになってしまうという、スリランカ産30種類のスパイスを使って作るこだわりの味は、近隣のビジネスマンをすっかり中毒にさせています。
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一方、大阪のタイ料理店 Neo Thai 福島店は世界一うまい!といわれたマッサマンカレーを提供して人気を博しています。
マッサマンカレーはタイカレーの一種で2011年、アメリカの人気報道サイト「CNNGo」が、「世界で最も美味な料理ランキング50」で「世界で一番おいしい料理」として発表したことから、話題になりました。
Neo Thai 福島店のマッサマンカレーのポイントはココナッツミルクやピーナッツが作り出す濃厚で滋味深い甘味です。この甘味が唐辛子の辛さ、煮込まれたジャガイモや鶏肉などの具材と絡み合って、非常に食べやすく美味しいカレーに仕上げてくれます。