せいいっぱい輝く
輝く星になれ
運命のドア開けよう
今未来だけ見上げて
そっと鏡をのぞいたの
ちょっとおまじない
自分にエール
だってリハーサルぎこちないわたし
鼓動だけだけがどくどく
ファンファーレみたいに
慣れないこのピンヒール10cmの背伸びを
誰か魔法で変えてくださいガラスの靴に
せいいっぱい輝く
輝くSuper Star!! に
小さな一歩だけど君がいるから
せいいっぱい輝く
輝く星になれるよ
運命のドア開けよう
今未来だけ見上げて
アニメ版アイドルマスターシンデレラガールズ、オープニングのStar!!。
新しいプロジェクトの始まりに相応しい華やかな曲です。
(歌詞は聴いたまま書いてるだけなので細かい表記とかたぶん違います。雰囲気だけ、こんな感じということで)
オープニングのアニメーションも素晴らしいのですが、前作と言える『アイドルマスター』アニメ版(いわゆる『アニマス』)のOP(READY!!)といろいろ共通点が多いのでちょっと比較してみましょう。
画面の比較の前に、まずタイトル。READY!!とStar!!、いずれもエクスクラメーションマークが2つ付いています。タイトルからREADY!!をなぞっていることがあきらかですね。
READY!!の冒頭、上に向かう矢印が出てきますが、
Star!!も同様の演出がなされています。
矢印の前後のダンスシーンも、
似た構図が用いられているのが分かります。
Aメロで楽屋を映す手法も
しっかり踏襲されていますし、
構図や演出は異なりますが、Bメロでは舞台裏の様子が映ります。
登場のタイミングこそ異なりますが、メンバーの寄せ書きが映るのもREADY!!を踏襲。
華やかなライブシーン。
プロデューサーたち、裏方のメンバーが見守る図。
プロデューサーのアップ。
(この構図と表情の違いに、赤羽根Pと武内Pの違いが表れているように思います)
そして、メンバー全員を引きで映す。
などなど、全体的にREADY!!を意識して作られているのがよく分かります。
オープニングサビで矢印とダンス→Aメロで楽屋→Bメロで舞台裏→サビでライブ→裏方を映してからの→全員集合で決める、という流れ。
と、まあこのように、共通点を挙げていくといろいろあるんですが、一方で相違点もあります。
例えばタイトルを見てみても、READY!!では全て大文字でしたが、Star!!では頭文字のみが大文字といった具合に、少しずつ変化を取り入れています。
そこに、前作をなぞりつつも、別の物語を歩むという方針が表れているように思います。
映像で確認していくと、READY!!にはなかった演出として、
劇中でもさんざん出てくる時計。READY!!と共通の演出だった矢印が、時計の針に変わります。オープニング映像にも時計を出すことで、12時が特別な時刻というこの作品特有のメッセージを強調しています。
歌詞でも言ってるんですが、足下が映るのは、ガラスの靴を表しています。
階段のシーンも、シンデレラを彷彿とさせます。
ハートをかたどったペガサスのロゴは、寄せ書きの場面にも出てきていました。AMCGのロゴではなく、今作はこのロゴを用いるようです。
このロゴはオープニングの最初にも出てきていて、
ニュージェネの3人(凛、未央、卯月)の手から3色(それぞれクール、パッション、キュートに対応)のロゴが出てきて、星(Star!!)に変わる場面。
星の光に照らされて(魔法がかかって)、白黒だった少女たちに色が付きます(この作品では、光=魔法です→参考:光の演出まとめ)。
そして、開くドア。ここは歌詞に呼応しています。
ニュージェネの3人が星を出し、14人で扉を開ける。物語の始まりに相応しい演出ですね。
このように、主にシンデレラの世界観を感じさせる演出が随所に加えられているのですが、一方でREADY!!にあってStar!!にない場面というのもあります。
READY!!ではラストにアイドル全員を映したあと、場面が765プロに変わって映像が終わるんですが、Star!!ではそれに対応するカットがありません。シンデレラプロジェクトの14人を映して終わりです。
この対比に、前作は765プロの物語であったのに対して、今作はシンデレラプロジェクトの14人の物語である、という方針が表れているように思えます。(346プロはあくまで舞台であって主役ではない)
このように、前作のOPであるREADY!!との比較を通じることによって、
- 前作を下敷きにしつつ、
- シンデレラというモチーフを織り込んだ、
- 14人の物語である。
それにしても、ライブシーンなどは前作以上に気魄のこもった仕上がりで、スタッフの気合いと課金の力を感じます。つい何度も見てしまうオープニングと言えそうです。
曲も、アイマスは要所要所でこういう派手な曲を用意してくるのが良いですね。(派手曲の使いどころを心得ているような感じがします)
以下は、感想や小ネタなど。
ここのみくにゃんの動きが可愛い。「そっと鏡をのぞいたの」の歌詞に対応。
そういえば、第1話のオープニングで鏡に触れたのもみくにゃんでした。みくと鏡は縁があるのかもしれません。
(参考画像、第1話オープニングより。顔は映っていないが、鏡に手を伸ばして触れているのは前川みく)
キュートの5人が揃った1枚。
クールの5人は3カットに分かれて登場。2枚目後ろに佐久間まゆが出演。
新田美波の左手前に見える後ろ姿は、十時愛梨かな?
パッションの4人は2カットに分かれての出演。なぜか杏が2度目の出演。
あと、右の子はきらりのはずなんだけど、髪形のせいか日野茜ちゃんっぽくも見えます。
先輩たち。左から城ヶ崎美嘉、小日向美穂、高垣楓、白坂小梅。
これで、第1話の『お願い!シンデレラ』メンバーは輿水幸子、日野茜、川島瑞樹以外出ていることになります。
手前の小道具は、魔術書っぽいのと白フクロウがいることから、神崎蘭子のもの。
一つ奥は、名前が書いてあるのですぐに分かるんですが、前川みく。猫耳と猫しっぽが置いてあります。
もう一つ奥はマカロンのアクセサリとかあるから諸星きらりのものかな?
その奥はさすがに誰かわからないけど、飴玉が置いてあって双葉杏なのかもしれない。
左から神崎蘭子、赤城みりあ、アナスタシア、三村かな子、緒方智絵里、城ヶ崎莉嘉。
奥から渋谷凛、本田未央、島村卯月。階段を駆け上るニュージェネの3人。圧倒的主人公感。
ライブのラストで卯月と未央はアップになるのに、凛がアップにならないのは何故なんだろう?という疑問をよく見かけるのですが、
ライブの最初で凛がアップになっているからだと思います。
繰り返し見ると良い感じにループできる作りになってるよ!
ちなみに、この寄せ書きはキャストの方が書いているそうです。
左上から順に、どの言葉が誰のものか解読してみましょう。
- 多田李衣菜「私の中のRockなsoulを燃やし尽くすぜ!」
(ロックといえば多田里衣菜) - 城ヶ崎莉嘉「あたしのカリスマ★JCパワーみせちゃうよっ★」
(カリスマJC城ヶ崎莉嘉) - 赤城みりあ「お客さんといーっぱいもりあがれるといいなっ」
(元気な感じがみりあちゃんっぽいし、平仮名が多いのは小学生っぽい) - 三村かな子「ステージの上でみんなと幸せな気持ちになれたらいいな♪」
(これはノーヒント気味なので消去法です。周りの花が、かな子の髪飾りっぽい?) - 島村卯月「あこがれのステージ!笑顔で最後までがんばりますっ!」
(がんばりますといえば島村卯月。周りにある3色の花は、ニュージェネ3人を表しています) - 新田美波「今までの練習や経験を活かしきりましょう★ 新田美波、頑張ります」
(これは名前つきなのでわかりやすいですね。真面目さが出てます) - アナスタシア「Я стараюсь! Анастасия」
(ロシア語! Яは一人称で、стараюсьは「頑張る」という意味のようです。
Анастасияはアナスタシア) - 本田未央「みーんなで楽しく!ライブ大成功させるぞ」
(この元気いっぱいさはまさしくちゃんみお。周りの星も未央っぽい) - 渋谷凛「目の前のこと、しっかりやりきります。」
(主張が控えめなのがかえって主張になっている。蒼と言えば凛) - 前川みく「猫ちゃんみたいにキュートでスマートなみくをお見せするにゃ」
(説明不要。みくは自分を曲げないよ!) - 神崎蘭子「13人の同胞たちと宴の刻を迎えん!」
(蘭子語、いわゆる熊本弁) - 諸星きらり「みんなとハピハピがんばるにぃ」
(この辺、説明不要な個性派が揃ってるな!) - 双葉杏「省エネ is ジャスティス」
(寄せ書きくらいもうちょっとマシなこと書け!) - 緒方智絵里「自分にできること、小さな事かもしれませんが、精一杯頑張ろうと思います。よろしくおねがいします」
(四つ葉のクローバーか書き添えられています。文字の小ささも智絵里ちゃんぽい)
以上、アイドルマスターシンデレラガールズOP『Star!!』のまとめでした。
曲もアニメーションもキラキラしてて、ずっとヘビーローテーション中です。