石田貴子
2015年1月19日14時33分
小型の無人ヘリコプター「ドローン」を使って荷物を離島に運ぶ実証実験が18日、高松市であり、高松東港と男木(おぎ)島間約8キロの運搬に成功した。不便な島の生活を豊かにしたいと、高松市の男性がネットで出資者を募って実験した。
「来た来た!」。18日午後2時すぎ、島民らの視線の先に、ドローンが姿を現した。目的地の空き地の上でホバリング(停止飛行)し、ゆっくりと着陸した。
使ったドローンは約1メートル四方で重さ約4キロ。四隅のプロペラで飛ぶ。実験ではカメラと救急セット計1キロを20分弱で運んだ。企画した小野正人さん(37)は「形になってうれしい。不便を感じている島のため、開発や実証実験を続けたい」と声を弾ませた。
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