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地震

平成12年以前に立てられた木造住宅の9割以上で耐震性が不足しているという調査結果 45

ストーリー by hylom
新しくてもNG? 部門より
insiderman 曰く、

日本木造住宅耐震補強事業者協同組合が行った調査によると、1950年から2000年5月までに着工された木造住宅の9割以上が現行の耐震基準を満たしていないことが分かったという(リフォーム産業新聞)。

NHKでも報じられているが、耐震基準は1981年(昭和56年)に大きく改訂されており、これ以前のものを「旧耐震基準」、以降のものを「新耐震基準」と呼ぶ。さらに、2000年(平成12年)の建築基準法改正では木造住宅における基準がより厳しくなっている。

今回はこの2000年の改正前に着工された木造住宅を対象として調査が行われたそうで、1981年の「新耐震基準」に合致した建築物であっても、木造住宅については耐震性が不足しているものが多いようだ。

  • 要約すると・・・ (スコア:3, すばらしい洞察)

    by genkikko (36404) on 2015年01月19日 8時35分 (#2745799) ホームページ 日記

    『平成12年以前に建てられた建物の9割以上が,
     平成12年移行の基準を満たさないことがわかりました!』

    という記事.
    なにそれ!

    ここに返信
    • by Anonymous Coward

      土建かせんといかん

      という記事
      なっとく!

    • by Anonymous Coward

      平成12年以前に建てられた建物の9割以上が,(最近の研究を反映して安全性を高めた)平成12年移行(を尺度として調査した結果)基準を満たさないことがわかりました。

      新耐震基準が尺度として選ばれるのは自然なこと。論理だけ見てないで意図汲んでやれよ、このくらいなんてことないだろ。

  • by ymasa (31598) on 2015年01月19日 9時04分 (#2745820) 日記

    > 1981年の「新耐震基準」に合致した建築物であっても、
    > 木造住宅については耐震性が不足しているものが多いようだ。

    基準通りに作っても耐震性が不足しているなんて
    「新耐震基準」に問題があるって事?

    --
    (y)
    ここに返信
    • by Anonymous Coward

      2000年にまた改定されて、それ以前の建物は不足してるという話。
      95年の阪神地震で基準が強化したんじゃない?

  • by Anonymous Coward on 2015年01月19日 7時53分 (#2745780)

    2000年に改正されたということは、1995年の阪神淡路大震災を踏まえた基準ということになるが。

    それにしても、新しく作られた厳しい基準から見れば、それ以前に建てられた建物がその基準を満たしていないのは当然だし、
    何で今更そんなことを思ってよく見てみたら、報じているのはリフォーム業者の業界紙か。

    ここに返信
    • by Anonymous Coward

      新耐震基準自体は 宮城県沖地震を踏まえて [wikipedia.org]の、タレコミの「1981年(昭和56年)」に制定ですね。

      2000年の改正は(阪神淡路で、新基準に対応していない木造家屋で死傷者が多かったことから)木造住宅への厳格化がメインで、
      耐震基準の計算式自体は新耐震基準に準じている。
      参考: http://www.mlit.go.jp/jutakukentiku/house/jutakukentiku_house_fr_0 [mlit.go.jp]

    • by Anonymous Coward

      > 耐震基準は1981年(昭和56年)に大きく改訂されており、
      > これ以前のものを「旧耐震基準」、以降のものを「新耐震基準」と呼ぶ

      > 今回はこの2000年の改正前に着工された木造住宅を対象として
      > 調査が行われたそうで、1981年の「新耐震基準」に合致した建築物であっても

      • by Anonymous Coward

        引用だけでは言いたいことがわからないけども。

        >> 耐震基準は1981年(昭和56年)に大きく改訂されており、
        >> これ以前のものを「旧耐震基準」、以降のものを「新耐震基準」と呼ぶ

        その後に

        > さらに、2000年(平成12年)の建築基準法改正では木造住宅に
        > おける基準がより厳しくなっている。

        > 1981年の「新耐震基準」に合致した建築物であっても
        > 木造住宅については耐震性が不足しているものが多いようだ。

        とくる。
        最後の「耐震性が不足」はストーリー最初の「現行の耐震基準を
        満たしていない」と同意と取れる。
        その「現行の耐震基準」とは2000年に改正された後の基準だ。

        つまり
        『2000年の改正前に着工された木造住宅の多くは、2000年改正後の耐震性を備えていない』
        だから、#2745780 の「基準を満たしていないのは当然だし、何で今更」はもっともな疑問だと思う。

    • by Anonymous Coward

      なんで今さらといえば、阪神淡路大震災20年を節目に調査したってことでしょ。
      理由がリフォームしましょうと言うのはあるとしても。

      耐えられるかといえば、基準は基準でしか無い。
      地震というのはケースバイケースで特定の場所が想定外の揺れをしたりするから、100%の安全などない。
      まして東日本地震を体験してるとね。
      わかるのは基準を満たしてないと危険性が高いということだけ。

      • by Anonymous Coward

        そういう文系おじさんな話じゃなくて、阪神淡路大震災で発生したキラーパルス振動の地震で耐えられる建築なのかどうかということ。

        東日本大震災での地震波は短波長だったから倒壊家屋は少なかった。

  • by Anonymous Coward on 2015年01月19日 6時56分 (#2745767)

    そもそも、一般の不動産市場的に、もう新築扱いされないのでは。
    鉄骨マンションでもそうだろうし、木造住宅ならなおのこと。

    ここに返信
    • by Anonymous Coward
      新築扱いの話は誰もしていなくて、1981年の『"新"耐震基準』に合致した建築物であっても、木造住宅については耐震性が不足している、という話。
  • by Anonymous Coward on 2015年01月19日 7時16分 (#2745770)

    地面から水や砂が吹き出てきたら大被害

    ここに返信
    • by Anonymous Coward

      地盤の弱い埋め立て地は住みたがる人が居ませんからね。
      とくに震災以降は沿岸部の人気暴落で、内陸の湖沼地帯を埋め立てた住宅地を、埋め立て地であることを隠して売ろうという業者が増えているという噂も。

  • by Anonymous Coward on 2015年01月19日 7時50分 (#2745779)

    耐震基準はどんどん強化されているのだから、旧基準で建てられたものが新基準を満たしていないのは当たり前

    ここに返信
  • by Anonymous Coward on 2015年01月19日 10時26分 (#2745878)

    ジャップは20世紀末になっても、どうして木で作るの?

    ここに返信
    • by the.ACount (31144) on 2015年01月19日 11時32分 (#2745921)

      千年も耐える木造建築のある国なのさ。

    • by LG2RF (46854) on 2015年01月19日 13時52分 (#2746041)

      最近の木造エコポイントや公共施設の木造化は林業、農水省がゴリ押ししているから。
      今年の基準法改正で本来ならば耐火建築物(基本的にRC、鉄骨)として作らなければならない3階建て小学校も、
      準耐火建築物での建築が認められる緩和規定が導入されます。

      また、戸建てに木造が多いのはRCより安いからです。
      戸建ては施主が自由に構造形式を選ぶ事が出来ますが、
      金銭的な理由により木造を選択しているケースが殆どです。

      木造ならしっかり作れば1000年持つという馬鹿がいつも湧きますが、
      維持にとてつもない金額がかかるため、費用的な側面から考えればRC、鉄骨の方が遙かに安上がりです。
      また、1000年規模で作られた木造建築物の構造、構法を正しく理解し、維持、補修を行える職人には限りがあります。

    • by Anonymous Coward

      特定アジア標準工法の、おからコンクリートや煉瓦≒ブロック構造よりは、木の方がマシなんです。

    • by Anonymous Coward

      USAは21世紀になっても、ほとんどの建物が木造ですよ?

      • by Anonymous Coward

        ですよね。ツーバイフォーのような細くてクレーン要らずの木材で家を作れるのは、地震や台風がないからなんでしょう。

        • by Anonymous Coward

          地震は少ないけど台風(嵐)は毎年のように大きな被害が出ているよ。

        • by Anonymous Coward

          ハリケーンがしょっちゅう来てるんですがそれは。

          • by Anonymous Coward

            そんなの現地のアメリカ人にでも聞いてくれよ
            運が悪かったと諦めるか保険入るかだろ
            鉄筋鉄骨ならハリケーンでも耐えるのかよ

            • by Anonymous Coward

              広島の土砂災害ではRCの建物の方が損壊が少なかったです。
              土砂=壁面への水平荷重ですから。
              ハリケーンも水平荷重で、程度にもよりますが土砂に比べれば力は弱いです。

  • by Anonymous Coward on 2015年01月19日 13時56分 (#2746048)

    すでに建築済の建物の検査ってどうするのかな
    非破壊で検査しなければならないと思うけど、どうやるのかは分からないがかなりの手間じゃないのか?
    そんな手間のかかることをこの統計出すための為だけにやったのかな。
    依頼があって手がけた件を使った場合だとすると、母数としては片寄があるんでいないかと
    報告者が耐震補強を請け負う会社の組合で第3者ではないのでちょっと素直になれない

    ここに返信
    • by Anonymous Coward

      図面で概ねわかるのでは。
      図面に問題があるときだけ、実地調査すればいいわけで。

      なお、建築済みの家屋は、もともと調査対象ではないですよ。
      新築や改築の時に検査されるだけ。
      なのでおんぼろでも改築しない家などがあってますます・・・

      • 嘘は言っちゃいかん

        耐震診断は既存建築物にこそ行われる。
        まずは図面で行い、その次のプロセスとして現物を確認し
        一定の流れ作業の中で必要な耐震補強を検討する。

        ここの話題の対象はH12以前の金物等の設置基準が無かった頃の木造建築物。
        木造はご存じのように、環境によって大きく損傷が進む。
        シロアリや、排水、換気による除湿が適切に行われず腐敗が進んでるケースもあり、
        簡易的な診断なら図面だけで行うが、現物を見ない限りは十分な診断は行えない。

        現在の耐震診断はある程度、形式化した流れ作業でチェックを行い、それに応じた耐震補強を行う。
        だが、質問者が言うように非破壊検査だけでは完全なチェックは行えない。
        また、費用もかかるため、それらの工程を省略し、「この程度補強すれば、現行基準並の耐震性を持つであろう」という
        安全率を持たせた上で、アバウトな耐震補強、改修が行われる。

        正確に、厳密に診断するには破壊検査は不可欠です。

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長期的な見通しやビジョンはあえて持たないようにしてる -- Linus Torvalds

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