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西アフリカのマリ エボラ出血熱の終息宣言
1月19日 12時17分

西アフリカのマリ エボラ出血熱の終息宣言
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エボラ出血熱で6人の死者が出た西アフリカのマリでは感染を封じ込めたとして終息宣言が出されました。
西アフリカでは感染が最も深刻な3か国でも新たな感染者の数は減少傾向にありますが、国連は依然、国際的な支援を訴えています。

西アフリカのマリでは去年10月から11月にかけて6人が死亡しましたが、それ以降、新たな感染者は報告されませんでした。
このため、マリ政府は18日、感染の終息宣言を行い、対応に当たってきた医療スタッフや国際的な支援に感謝の意を表明しました。
エボラ出血熱を巡ってはシエラレオネなど西アフリカの3か国を中心にこれまで感染者数が増え続け、今月14日時点でWHOがまとめた統計によりますと感染、または感染の疑いがある人は全体で2万1296人となり、このうち死者は8429人になっています。
一方、シエラレオネとギニアでは週単位の新たな感染者数が去年8月以来、最も少なくなるなど3か国ともここにきて新たに確認される感染者の数は減少しています。
こうした傾向について、国連のエボラ出血熱の対策を率いるナバロ調整官は「住民の協力によって患者の遺体が安全に埋葬されるようになり、感染者の大幅な減少につながっている」と分析しています。
ただ、国連はエボラ出血熱の流行がいつ終息に向かうのか不透明で、引き続き国際的な支援を訴えています。

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